賃貸マンション購入の落とし穴!!入居者の敷金は誰が返すの?

私は今、勤務している会社の近くで、賃貸マンションに住んでいます。

来年3月に定年退職になります。

仕事を辞めてからは、都会から離れた郊外で住もうと考えていまし

ちょうどその時友人から

「今、知り合いに貸している家があるよ。でも、今年1の2月に今住んでいる入居者は、引越しすることになっているんだ」と声をかけてくれました。

写真16(売買契約書)

「百聞は一見にしかず」。私は友人と今住んでいる入居者の立会のもと、その家を見せてももらいました

入居者は、借りている家を綺麗に使っている様子で、カーペットや部屋の壁にもシミや汚れもほとんどありません。

新築の家ではないけれど思っていたより綺麗な良い家でした。

また友人は、もし、私がその家を買うときは、代金も安くするよと言ってくれています。私にとっては好条件!! 

友達からマンションを購入

いろいろ思案した結果、来年4月から自分が住む家にしようと決意し、友人からその家を10月末日に買いました。

また家の購入代金支払と同時に法務局で不動産登記も済ませ名実ともに私の家になったのです。

月日は立ち、12月になり、入居者から、約束通り12月31日に引越しをするので、敷金10万円を返してほしいと言われました。

私は、10月末日にこの家の家主なったばかりなので、以前のことは良くわかりません。

友人が今の入居者に家を貸すときに敷金10万円を受取っていたことも知りませんでした

の敷金の支払は誰がするべきなのか、私と友人だけではなく、中立な立場で、近所に住んでいる弁護士さんの助言をいただきながら話し合いで決めることにしました。


 

 

A. 【不動産賃貸借契約における敷金とは?・・・】

借主が貸主に対して支払う賃料の支払い義務や、汚したり、壊したりした場合にそれを元に戻す義務などについて、もし義務が果たせなかった場合に借主が貸主に支払うお金のことです。

 


 

 

B. 【裁判所の判例における敷金とは?・・・】

売主が誰かにに家を貸している場合において、売主がその家を他人に売り渡したり、譲り渡したりする際には、その家の買主(新しいその家の所有者)が、以前の貸主(売主)の地位を引継ぐという判断をしています。

敷金についても賃貸借契約に付随するものなので、その家の買主(新しいその家の所有者)に引継がれるという判断です。

写真15(会社の写真)

事例について

この事例で、敷金を不動産賃貸借契約と裁判所の判例の立場から考えてみましょう。

この家の買主である私は、売主である友人から不動産賃貸借契約による貸主の義務を引継ぐことになります。

入居者は、友人の家を綺麗に使っているようでカーペットや部屋の壁を汚すことなく大切に住んでいます。

したがって、入居者は、私に補填するべき損害がない状況なので、建物の明け渡しを完了した時点で敷金を返してもらえることになります。この敷金の返還義務は、この家の買主である私です。

また、近所に住んでいる弁護士さんは、私が友人から友人の家を購入するにあたり、売買契約の内容に、敷金について何も取り決めがなければ、私は友人に敷金を請求し、その敷金を入居者に返還すれば良いと助言をいただきました。

そして私は弁護士さんの助言の通り友人から敷金を預かり、その後その敷金を入居者に渡しました。

最後に私は、弁護士さんから、賃貸などの借家を購入する場合において買手になるときは、

賃貸借契約の内容をよく理解してから契約して下さいね』と言われました。

教訓として、契約するときは、契約書に書かれていることを十分に理解した上で署名捺印をしましょう!

不明な点があれば、契約の相手や、場合によっては法律の専門家に相談することをお勧めします。

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