中国では溺れている人間を救うと法律違反になる!?

ニュースやネットでは伝えられていない事情が何か裏にはある!?

皆さん、中国では「溺れている人間を救うと法律違反になる」という噂を聞いたことがありますか?

これは、世界一くだらない法律集/ブルース・インターアクションズ」でも以下のように紹介されています。

溺れている人間を救うとその人間の運命に影響を与えることになるので、法律違反.

つまり、溺れている人がいても「助けなくていい、いや、むしろ助けてはいけない」と言ったことですよね。

果たして本当にこんな法律があるのだろうか…。

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もしも、これが本当なら、「中国って優しさも情もない恐ろしい国」などと思ってしまいます。

本当のところがどうなのか、気になりませんか!?

そもそも、日本では中国の国民性についてよく話題になりますね。

それに、テレビやネットなどでも若干悪意さえ感じてしまうような伝え方をしていることもあります。

そういう事情もあるため、このような嘘みたない法律でさえも「本当にあるのではないか!」、いや真相は知らないが「あるもんだ!」と思いこんで信じてしまいそうですね。

実際にもそう思っている方が多くいるのも確かですし、先ほど紹介した「世界一くだらない法律集」をきっかけにして、ネットなどでも本当にある法律だとして信じられてしまっています(こちら)。

また、「中国ならあり得る!」と勝手に決めつけ、真相云々ではなく「あるもの」として流れてしまっている事も事実です。

そこで!

こんな法律が本当にあるのかどうか調べてみました!

すると、面白いことが分かったんです!

「助けてはいけない」というような法律があるのでは?と思える出来事が!

さて、まず法律の真相は別にして、本当にこのような法律があるのではないかと思えてしまいそうな事が、中国では起きていることは確かです。

それが、このニュースをご覧になった方も多いのではないかと思いますが、「交通事故でひき逃げされた2歳の子供を誰も助けず見捨てる」というニュース。

日本でも大々的に報道され、多くの反響がありました。

その映像に衝撃を受けた方も多いことでしょう。

知らない方もいるかと思いますので少し説明すると…

ある女の子がタクシーにひき逃げされて道路に倒れていたわけですが…

なんと!

その倒れている女の子の横を18人もの大人が見てみぬふりをして通り過ぎていったのです!

助けることなく声もかけずにですよ!

それだけではないんです。

更に!

そのまま放置された結果、再度車に引かれてしまったのです!!!

そんなバカな…

嘘でしょ!?と目を疑いました。

因みに、その女の子は19人目の通行人にやっと助けられて病院に運ばれたわけですが、女の子はそれから9日後に亡くなったという出来事です。

あまりにもショックが大きく、衝撃な映像として記憶に残るものでした。

また、中国の見てみぬふりと言えば、つい最近もありました。

それは2015年8月24日のことです。

中国広東省開平市というところで、女性が男性二人組に声をかけられたのがきっかけです。

間もなくして、女性の彼氏が現場に到着したのですが、自分の彼女が見知らぬ男性に絡まれていると勘違いした彼氏は、2人組の男性に詰め寄りました。

すると、2人組の男性は腹を立て、彼氏に対して殴る蹴るの暴行を図ったのです。

そして、騒ぎとなり周りには次々と野次馬が発生。

暴行を受けている彼氏を助けたいと彼女は野次馬らに対して「助けてください」と懇願しました。

しかし、野次馬らはスマホなどの携帯で動画を取るも、誰一人止めに入る者も警察を呼んでくれる者もいなかったのです。

2人組の男性による暴行は更にエスカレート!!!

最悪な事に彼氏はレンガで頭を殴られるなどしたため、完全に倒れこんでしまいました。

その姿を見てやっと2人組の男性は暴行を加えるのをやめ去っていきました。

彼女は彼氏のところへ近寄り、再度、野次馬に助けを求めました!

「誰か!救急車を!」

ですが、残念ながらそれも無視されてしまいました。

その後、しばらくしてから暴行を受けた男性は病院へと運ばれましたが、病院にすぐに搬送されなかったこともあって死亡したというのです…(南方都市報より)。

いかがですか?

確かに、直接そこに入って暴行をやめさせることは危険があって出来ないかもしれません。

しかし!

警察を呼んだり、救急車を呼んであげることくらいは出来るのではないでしょうか!?

なお、このような「見知らぬふり」、「見捨てる」行為というのは中国では珍しくない事だというのです。

ここまでくると、彼らの冷酷さやモラル云々ということよりも、なぜ中国人は見てみぬふりをするのか?という疑問が出てきます。

だってですよ、生死をさまような状態を前にして、同じ人間が平気で見てみぬふりをする、無関心の態度を貫くなんて…。

そんなまるで何も感じない神経をもっているような人間がいるとは信じたくはないのです。

そこで、別の見方をしてみたんです。

そういう態度をとるのには何か事情があるのではないか?と…。

むしろ、何か事情があってほしい!とさえ感じます。

そうでないと、事故で怪我をして道路に横たわっている人をそのまま放置、見捨てる、見てみぬふりなんてことは出来ないはずですから。

そして、この事情というのが噂となっている「溺れてる人を助けると法律違反」と何か関係があるのではないかと感じるのです。

もしも、このような法律が本当にあるのであれば、見てみぬふりをする行為というのも理解はできませんが分かります。

一方、このような法律がないのであれば、なぜ中国人は見てみぬふりをするのか?

それには別の事情があるのでは?と思い、調べてみたんです。

結果から言いますが…、

やはり、裏の事情がありました!

では、ニュースやネットでは伝えられていない真相や裏の事情について紹介したいと思います。

「溺れている人を助けると法律違反」はデマだった!国の事情に注目!

私達日本人は、残念ながら中国人に対してそれほどよい印象をもっていません。

それは、中国人のモラルの問題が日常的にテレビでも取り上げられ、話題になっていることもあるからです。

しかし、実際にはテレビで取り上げられるような方ばかりではありません。

というのも、私が通っていた大学には多くの中国人留学生がいました。

彼らと一緒に学び、食事などをする機会が多くあったのですが、私たちと変わらないマナーを持っていましたし、他人に無関心なんてこともありませんでした。

そのため、当時の私は、中国人に対して偏見の目を持ったことはありませんでした。

ですが、ここ最近の中国人のモラルについての話題や衝撃的なニュースはあまりにも残念でならず、違和感を覚えたのは確かです。

とはいえ、やはりそれには何か事情や理由があるのでは?と思い、様々な視点で考えてみたんです。

その一つが国の事情です。

因みに、国の事情なんていうと、政治や経済的な事を考えそうですが、そんな複雑なことではありません。

注目したのは、その人口の多さです。

13億6782万人!世界トップの総人口!

中国と言えば、総人口は13億6782万人で世界トップの国となっています。

そこで、人が多いとどうなるのか?を考えてみたんです。

人間関係についていえば、大人数より少人数の方が密接に関わり合いをもつ傾向がありますよね。

日本で言えば地方と都内のケースです。

地方では、ご近所同士が顔見知りで、当たり前のように挨拶をしたり会話をしています。

しかし、都内という大勢が住む場所では、隣に住む人の顔さえも知らないというのは珍しくもありませんね。

そして、隣にどんな人が住んでいようが無関心の方は多くいます。

これを国として考えると、人口が多ければ多いほど「他人に無関心になる」と考えられます。

また、ちょっと話はそれますが、モラルについても人口が多いことで守られないという事もあるのだと思います。

考えてみてください。

13億人もいる国で譲りあって生活していたら、自分の行動だけでなく生活さえも犠牲になりそうな気もしませんか!?

先ほど、都内の例を出しましたが、これも似たような事がいえます。

都内の方は地方の方に比べて歩くのが早く、自分のペースを乱されることを嫌います。

大混雑する大都会の駅を行き交う様々な人々 イメージ(スローシャッター)

そして、ルールは守るにしても譲りあったり気にかけたりするかどうかは微妙です。

私はラッシュ時の通勤電車で以下のような光景を何度も見たことがあります。


・松葉杖を付いた人が乗ってきても席を譲ることなく平然と押しのける人がいたり…

・幼稚園生くらいの子供を連れた親子が乗ろうとすると、場所を開けることなく乗れないように阻止したり…。

・中には少しでも自分のスペースを確保しようと、抱えられる程度の荷物をドン!と下に置く自分勝手な人も…

・隣に赤ちゃんを抱えた母親がいるにも関わらず、つり革にも捕まらず揺れるごとに母親にぶつかるような人も…


なぜこのような事をするのか?

自分のペースを崩されたくないからでしょう!

大勢の中で他人の事をいちいち気にかけていれば、嫌でも自分のペースは崩されてしまいます。

そのため、見てみぬふり、無関心、非情な態度さえ取る方が多くなります。

これは、人口が多いことが原因です。

つまり、これが中国となると大勢どころの話ではありませんから、さらに自分中心的な行動に出てしまうのだと考えられますし、実際にそこに住んだらそうせざるを得ないのかもしれません。

そのため、周りの国から見たら「モラルがない」とか「自己中心的な国民性だ」なんてことを言われるのでしょう。

とはいえ!

だからと言って、目の前に生死をさまようほどの怪我をしている人がいるのに、それを見てみぬふりする・助けないという理由とはなりませんが…。

裏事情の真相に迫る

さて、人口が多い!という理由だけでは納得できないとなると・・・、

本当に「溺れた人を助けてはいけない」という法律があるのではないかと思えてきます。

それとも、他の理由が何かあるのか…?

そんな事を考えているときでした!

知り合いから面白い話を聞いたのです。

その知り合いというのは日本人なのですが、中国人の男性と結婚をしています。

そして、久しぶりに帰国した彼女に、知っているかどうかは分かりませんが、この法律が本当にあるのかどうか?

ないのであればなぜ見てみぬふりをするのか?を聞いてみたのです。

そうすると、彼女も見てみぬふりをする現場を経験した事があるとのことでした。

事故で横転した車から自力で脱出した男性

中国に住んでから少し経ったときの出来事だそうです。

単独の交通事故で車が横転している現場を通りかかったときのこと。

車が横転している事に驚き、彼女も近寄っていきました。

よく見てみると、その周りには既に野次馬が…。

しかし、誰一人手を貸そうとせず、ひっくり返った車の運転手は自力で車の外に脱出し、その横でうずくまっていたそうです。

それからも周りの野次馬はただ見ているだけで、誰もその運転手に声をかけることもしなかった!!!

その状況に驚きと苛立ちを感じた彼女は、自分に出来ることはないかと自然に体が動き、運転手に駆け寄ろうとしたのでした。

ところが、夫(中国人)が彼女を制止したというのです。

「助けてあげなきゃ!なんで止めるの?」と聞くと!

「面倒なことになるからやめた方がいい」と…。

彼女は意味が分からず、「面倒って何よ?」と尋ねると、「とにかく行こう」と無理やり手を引っ張られ、その場を立ち去ろうとしたのです。

ですが、納得がいかない彼女は、「じゃあせめて警察か救急車に連絡して!」と頼むと、それすらも拒否したというのです。

そんなやりとりをしながらも事故にあった運転手を気にかけていると、怪我をした運転手は携帯電話をポケットから取り出し連絡をし始めていました。

その姿を見た夫は、「ほら!もう大丈夫だよ。自分で連絡しているから」と言い、彼女の手を引っ張りその場を離れたのです。

これを聞いて、「なぜそこまで頑なに嫌がるのだろうか?」と疑問が湧きました。

彼女も同様に思ったようで、この出来事について後になって聞いたそうです。

すると、夫は「中国にはこんな言葉がある!」といい、二つの言葉を教えてくれました。

それが、

「二人不看深井」

これは、二人で井戸を覗いてはいけなという意味ですが、もしもどちらかの一人が井戸に落ちてしまえば、一緒に覗いていただけのもう一人が落としたとして犯人にされるということ。

「落井下石」

これは、井戸に落ちた人に対して石を投げ込むという意味で、人の災難に追い打ちをかけるということだという。

この言葉は、中国古来からのことわざだと教えてくれました。

つまり、交通事故には関係ない赤の他人でさえも、関わってしまえば犯人にされてしまうのだというのです。

だから、「助けない」、「それに見てみぬふりではなくそもそも事故など見ていない」というのが夫の理由でした。

そんな言葉が古来からあることにも驚きましたが、「そもそも事故など見ていない」という完全に白を切るという発想には驚きますよね!?

しかし、中国人にとってはそれが当たり前だというのです。

そうであれば、もはや噂の法律があるかないかなんて問題は関係ないのでは…と感じましたが、一応、法律についても聞いてみたところ、彼女は「そんな法律は聞いたことがない」と答えました。

また、彼女の夫や知り合いの中国人に聞いても、やはり同じように「そのような法律は聞いたことがない!」という回答でした。

それを聞いてから、自身でも色々と調べてみました。

ですが、やはりどこをどう探しても「人助けが法律違反」となるような法律は見当たりません。

唯一、「世界一くだらない法律集/ブルース・インターアクションズ」だけが伝えているのです。

よって、「溺れている人を助けると法律違反」というのは、この本と日本人の先入観から流れた噂であり、このような法律があるという信ぴょう性はないのです。

ですが、先ほど紹介した二つの言葉が不文律のようなものとして中国にはあるのは事実です。

そのため、中国人は面倒に巻き込まれたくないという理由で「見てみぬふりをする」、「見ているのに見ていないと白を切る」ことが基本となっているんです。

なるほど~!

と言いたいところですが、それでもやはり、その状況で「助けない」という選択をすることにまだ理解ができません。

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すると、彼女も同じ考えだったようで、更に夫に追求したというのです。

彼女「それでも助けないということは理解ができない!」

「この言葉は本当にその通りなんだ」

彼女「え?本当に犯人にされてしまうってこと?」

「そう!中国では助けた人がバカをみることが本当に起こっているんだ!」

彼女は、「どういうこと???」とポカーンとなったそうです。

すると、夫が2009年頃の出来事として、「転倒した高齢者を助けてあげた男子中学生がとんでもない仕打ちを受けた」という話を教えてくれたとのこと。

それは、倒れたのが高齢者とあり、男子中学生は「大丈夫ですか」とすかさず手を差し伸べて起こしてあげたという。

なんて素敵な男子中学生なんでしょうね、と感心してしまいます。

ところが!!!

なんとその高齢者は男子中学生にむかって、「あなたに突き倒された」と因縁をつけたという!

更には、男子中学生を警察に通報!

そして、警察も高齢者の主張をそのまま鵜呑みにしてしまって男子中学生は逮捕!!!

嘘でしょ~と思いますよね!?

ですが、悲劇はそれだけに留まらず、高齢者は裁判まで起こし損害賠償請求!

またもやあり得ない事に、裁判所もその請求を認めて1780万6100元(日本円で約130万円)の支払い命令を男子中学生に!!!

はぁ~~?って感じですよね。

ただ、幸いにもその後に、「高齢者は突き飛ばされたのではく勝手に転んだ」といった目撃者が多数現れ、証言をしてくれたために高齢者と男子中学生は和解ができ支払いは免れたそうです。

けれど、男子中学生はこれが原因で「人助けなんてするもんじゃない」と若くして悟ったとのこと…

こんな事があればそうなるでしょうね~(汗)

なお、この手の話はこれだけではありません。

2006年の話で言えば、江蘇省南京市というところのバス停で同じような出来事が起こっています。

ある男性が転倒した高齢女性を病院へと搬送してあげたところ、高齢女性は「転んだのはこの男に突き倒されたからだ」と、搬送してくれた男性をむしろ犯人扱いに!

これもまた裁判に発展し、なんと驚くことにまたもや助けた側の男性が敗訴という結果に…。

約4万5000元(約30万円)の請求が認められたのです。

なんてことでしょうか…(汗)。

日本では考えられない悲劇ですよね。

この人助け、もし日本であれば賞賛されるべき行為ですし、場合によっては感謝状なんていう表彰までされる行い!

それなのに、なんで助けた方がバカをみるような結末になってしまうのでしょうか!?

警察や裁判官が無能なのか…?

何にしても、結果的に中国では助けた人がバカを見るような例が多いということですね。

これが原因で、中国人は昔からあることわざを肝に銘じ、目の前に倒れている人がいようと無関心・傍観するという行為を選択するのだということ分かりました。

刺客がウジャウジャ!もう一つの原因

更に、それだけではありません!

手助けをしようとする誠意ある人間を狙う者がいるということもあります。

どういうことかと 言うと、お金目当てで悪巧みをするやから達がウジャウジャいるそうです。

そして、そういったやから達は、人助けをする者が現れると「この人が原因だ!犯人だ!」などと目撃者を装うのです。

「警察に証言するぞ」などと脅して金銭を要求するというのですからとんでもないですね。

こんな馬鹿げた脅しに乗る必要はない!と思われるでしょうが、これがそうもいかないんです

要求に応じないと、本当に警察に通報されて嘘の証言をされることになります。

そして!!!

なんと警察はそれをそのまま信じてしまうのです!

「お前が犯人か!やったんだろう!!!」と決めつけて、本当に連行されてしまうという…。

Close-up Of Person Hand In Handcuffs With Gavel At Desk・・・。

言葉を失いますが、これもよくあることなんだそうです。

つまり、中国において人助けは、

・お金を巻き上げられる可能性大

・自分が捕まる可能性大

・助けただけなのに損害賠償請求される可能性大

ものすごいリスクがある行為だということです。

嘘みたいな話ですが、本当です!

このようなリスクがあるので、「そのまま通り過ぎる事がベスト!」という考えになってしまうのでしょう。

あなたならどうする!?ハイリスクがあっても助けますか?

さて、中国の事情を知ったところでお聞きします。

あなたならどうしますか?

中国という国で住むことになった場合、同じように傍観することを選択しますか?

それとも、どんなハイリスクがあったとしても助けようとしますか?

そもそも、どんな事情があったにしても、私達の感覚では「自分が手を貸せば死なずに済むかもしれない」と思います。

それに、助けを求めているにも関わらず自分が何もできずに亡くなってしまえば、「自分が助けていれば…」と後悔するだろうとも考えますね。

ですから、「助ける」と答える方は多いかと思います。

ですが、私達日本人は、人助けするという行為を損得で考える必要がありません。

そのため、「本能」でやっている方が殆どだと思います。

だからこそ、川で溺れた子どもやホームに落ちた人、踏切に取り残された人がいれば、己の命さえ顧みずに助けようと行動します。

その結果、時には助けにいった方が亡くなるというやり切れないケースは、ニュースでもよく耳にしますね。

日本と言う国はそういう国です。

だから、どんな事情やリスクがあるにしても、人の生死がかかっている瞬間を前にして見てみぬふりするなんて行為は理解ができないのです。

むしろ、そんな人がいれば徹底的に批判するでしょう。

だから余計に中国人に対して反感を持ち、「損得で動く国民性だ」なんて事を感じてしまうわけです。

それに、リスクがあるから助けないという事は、結果的にはリスクを回避することを選択しているわけですから、「人が生死をさまよう状況にも関わらず自己の利益を計算する」ということ自体が受け付けられないのです。

結果的に、中国人はあまりにも冷静すぎて非情・非道なのだと感じてしまうのです。

しかし!

私達は日本で生まれ育ち、助けることは当たり前の事として教えられ、それが普通にできるような環境にいます。

だからこそ、見捨てるという行為を理解することなどできないのですが、その国に生まれ、幼い時から「面倒に巻き込まれるから助けるなんてことはするもんじゃない」などと教えられ、更に、本当に面倒な事が起きてしまう環境であったらどうでしょうか?

ひょっとすると考えは変わるかもしれません。

中国人は常に冷酷なわけではない!リスクさえなければ優しい国民だった!

色々と中国人について話してきましたが、誤解を防ぐために言っておきます。

理解はできないとは言ったものの、彼らが常に冷酷非道で計算高いという事ではありません。

自分に害がないことであれば、親切な国民なんです。

例えば、道に迷っている人がいれば教えてくれますし、靴ひもがほどけていれば「危ないよ」と声をかけてくれます。

また、電車やバスでお年寄りや子供に席を譲る光景も見た事があります。

つい先日も、日本に観光で来た中国人が、私の荷物を一緒に運んでくれました。

意外かと思われるかも知れません。

「テレビやニュースなどで聞く中国人像とは異なる!」と感じた方もいるのではないかと思います。

ですが、実際のところは普通に親切ですし優しいんですよ。

pretty asia

確かに、事故に遭って怪我をしている人などを見捨てるような行為に関しては理解はできませんし、その部分だけを見れば冷酷な国民なのだと感じてしまいます。

しかし!

それが常にそうかと言うとそうではありません。

つまり、自分に害が及ぶような行為に関しては、非情で他人に対して無関心・見てみぬふりをせざるを得ない。

一方、逆に相手に関わっても損も害もなければ人助けだってする方達なのです。

というのも、2013年のニュースで以下のような出来事が伝えられました!

日本での出来事です。

川で溺れかけていた男の子を中国人留学生が救助したというニュース!

その留学生の行為は本当に素晴らしいものでした。

阿部総理大臣から感謝状、天皇陛下からは「紅綬褒章」を授与したくらいです。

それに、中国でもこういった行為は国民から賞賛されます。

その一つとして、ある外国人女性が中国の浙江省杭州市の西湖というところで中国人女性を救出しました。

この外国人女性は中国国民から称えられ、外国人女性は英雄扱いをうけたのです。

ただ、実はその現場には中国人もいたんです…

ですが、誰一人助けようとする者はいなかったとのこと(外国人女性のコメントより)。

それどころか、数人は携帯カメラでその様子を撮影していたというのです…。

そのため、英雄扱いを受けたにも関わらず、彼女のコメントは厳しいものでした。

「外国人が人助けをしたと騒がれているようですが、外国人にできて、なぜ中国人はできなかったのか?。中国人がこの動画を見て考えることは、理解できます。ただし、こうしたことは国籍の問題ではなく、“全人類の問題” ですよ」

おっしゃる通りだと感じました。

ですが、彼らには出来ない事情があるのです。

とはいえ、彼女の行為には注目して英雄として賞賛した…。

このことからすれば、「人の生死がどうなろうか関係ない」というわけではなさそうですね。

やはり、お国の事情が原因だと考えられます。

ひょっとすると、本当なら「助けてあげたい」と思っている中国人は多いのかもしれません。

多くは語ろうとはしないのでその真相は分かりませんが、ただ分かったことはあります。

中国という国において人助けのリスクはあまりにも大きいということ!

そのため、「人助けはしてはいけないもの・できないもの」とされていることだという事です。

そして、そういった国の事情を彼らは受け入れるしかないのです。

もしも、「この国は間違っている!目の前で怪我している人、死にそうな人がいるのに、それを助けることは自分の運命さえも変えてしまうリスクがあるなんておかしい!!そんな国は間違えている!」なんてことを言えばですよ、国への批判となってもっと面倒なことになってしまいますからね。

ですから、国家的な背景なども考えると、助けることが当たり前にできる国になることは当分は無理でしょうね。

そう考えると、中国人自体が非情・非道・冷酷だと言うことではなく、国の背景や事情が彼らをそうさせているのでしょう。

だから、私達日本人は少し中国人の見方を変えてもいいのかもしれません。

私達日本人は、日本という国にいるからこそリスクなどを考えずに「自分だったら助ける」なんて事を言えます。

だって、もしも中国のように日本でも逮捕される可能性があったり、巻き上げられる可能性、裁判になって敗訴してお金を請求されるような可能性が多くあったとしたら…

そのハイリスクをクリアしてまで「助けよう」と思う人は確実に少なくなると思うんです。

反論もあるかもしれません。

しかし、その国でその価値観になったことがない以上、一つのものさしでは測れない事もあります。

それでも納得できない方もいるかと思います。

ただ、一つだけ言えることは、中国人は常に他人に対して無関心で冷血なわけではないということだけは言えます。

日本での報道にも問題がある

最後に、「川に溺れている人を助けるのは違反行為」なんていう事が本でも書かれ、世間でも広まっていますが、この信ぴょう性は低いと思います。

ひょっとすると、昔にはあったのかもしれません。

しかし、今現在、こんな法律があるとは考えられません。

それなのに、まるで本当にあるかのように世間に流れてしまっています…。

これに関して言えば、日本の報道にも問題があるのではないでしょうか。

普段から、中国人の非情・非道さやモラル云々なんて事を大々的に取り上げ、私たちの感情に訴えかけるような伝え方をしています。

jeune homme contrariété télévision

ある番組では、この法律があるものとして放送されていたこともあります。

何ら裏付けるような事は伝えられず…。

あの女の子の事故もそうです。

衝撃度が高い映像を流し、中国人への反感を持たせるような報道でした。

ですが、そういった行為をする裏には、「国の事情や助けない理由」というのも存在していたんです。

であれば、きちんとそれも伝えるべきです!

そうでないと、中国人を完全に「悪人」として捉えてしまう方が多くなってしまいます。

また、それは結果的に敏感に中国人というワードに反応させ、批判したり騒ぎになる原因にもなっています。

それは中国でも同じかもしれません。

同じように、日本人の悪い部分だけが報道され、中国国民の感情に「日本人は悪人だ」という意識を植え付けているのかもしれません…

しかし、それは違うと思います!

それではいつまでたっても「本当のこと」なんて言うのは分かりません。

今回の件もその一つです。

本当のところと言うのは、その国に住んでみないと分からない事もたくさんありますし、その国に行ってみないと分からない事ばかりです。

そして、その国の事情というのは、その国に住む人々の生活や行動に強く影響します。

そのため、国の事情を知らずして、その国の人を否定するというのは危険なことです。

簡単には理解ができない事ではあるでしょうが、ただ、ネットの情報やテレビの報道などを鵜呑みにして、中国人が冷酷非道だと完全否定するのは間違えていると感じました。

そういう意味では、情報の取捨選択をすることも重要なことだと思います

 

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