訪問販売に注意「点検に来ました」に騙されるな!!

大学生になり、一人暮らしを始めた典史さん。

学業とアルバイトを両立させ、奨学金で自立して頑張っています。

最近実習が多くなり帰りが遅くなることや大学の近くの居酒屋でアルバイトをしていることから、できれば大学に近いアパートに引っ越したいと考えるようになりました。

アルバイト先のオーナーの紹介で大学のすぐ近くに手頃なアパートを見つけて引っ越すことができました。

IMG_1671

間もなく

「管理会社から頼まれた」「この辺の担当の者です」と言って、水回りの点検、新聞契約、浄水器の勧誘など様々な業者が頻繁に訪れるようになりました。

中には断っても「こっちは親切に言ってやっているんだよ。それなのに何だ、その態度は。」
と逆切れされたり、しつこく居座り帰らない人もいて本当に困っています。

【参考ページ:これって詐欺?と思ったら!弁護士の無料相談を使う方法 | ウルトラ弁護士ガイド

 消防署の点検??

ある日、制服を着た男性が「消防署のほうから点検に来ました」とやってきました。

この地域の条例で消火器の設置が義務化されており、設置していない典史さんは違法になるとのこと。

典史さんにしてみれば引っ越してきたばかりでまだ地域のことは何もわからない状態。

消火器の設置はしていません

驚いてその男性に言われるままに3万円で消火器を購入しました。

IMG_3963

後日、アパートの隣人に確認したところ、「そのような条例はないし、消火器の設置義務はない」と言われ、はじめてだまされたことに気がついたのです。

「管理会社から頼まれた」などと言われるとついついドアを開けてしまいがち。

何か対処方法はないかと悩んでいます。

地域の決まり知らないで騙されちゃう!対策はないのか?

間もなく引っ越しシーズンを迎えます。

進学や就職、転勤で転居する若い人たちを狙う悪質な訪問販売業者が横行します。

大学生や新社会人向けのマンションでは、どの部屋で引っ越しが行われているかを悪質業者が常に目を光らせチェックしていると考えていいでしょう。

ではなぜ彼らが狙われるのでしょうか?

理由として、こういった人々は転居直後はまだ地域の情報をほとんど知らないため騙しやすいからなのです。

また若いと社会経験も少なく、ことば巧みな悪徳業者に騙されていても気づかないことが多いものです。

典史さんが言うように


 「管理会社から頼まれた」

「この辺の担当の者です」


 などと本当の管理会社とは全くの無関係であるにも関わらず、それを装い、「話を聞かなければならない」と相手に思わせるような話し方で近づいてくるのです。

普通信じてしまいますよね。

しかし、この消火器代3万円は奨学金とアルバイトで生活している典史さんにとって、とても痛い出費です。

冷静に考えると消火器1本が3万円なんてとんでもない価格です。

参考ページ詐欺被害のお金を取り戻すにはスピードが一番重要! | ウルトラ弁護士ガイド

法律はどうなっているのか?

通常、訪問販売は特定商取引法という 法律で規制されています

例えば訪問勧誘を目的としているにも関わらず、それを隠して今回のケースのように「点検に来ました」などとうそを言って訪問をした場合は法律違反になるわけです。

もちろん契約も無効です。

典史さんは地域の状況や入居したアパートの決まりごとを完全に把握しているわけではないのですから、訪問してきた業者からは名刺や資料を受け取るのみにとどめ、玄関に入れず帰ってもらえばよかったのです。

その後、管理会社や大家さんに問い合わせたり、もらった資料を調べて対処するなどのことをすればこのような失敗はなかったはずなのですが・・・。

でも「条例違反ですよ」なんて言われてしまうと、誰だって「私って犯罪者なの?」とドキッとしてしまいますよね。

そうなんです、彼らのねらいはそこなんですね。

彼らの手中にスッポリ落ちないためにも落ち着いて、冷静に判断しましょう。

わからなかったら即座に答えを出さないで時間を置いて誰かに相談しましょう。

もし名刺を置いていったら・・

そのとき注意してほしいのは、名刺にある問い合わせ番号にそのまま電話をしてはいけないということ。

いったんNTTの電話番号サービスや電話帳などで正しい電話番号を確認しましょう。

そちらに問い合わせるようにしましょう。

名刺にある連絡先は悪徳業者のものである可能性があり、他の仲間が待機しているかもしれません。

大事なポイントは2つ

1業者を玄関に入れてしまわないこと

インターホン越しか、ドアチェーン越しで応対するようにしましょう。

特定商取引法では「消費者に断られたら居座ったり、何度も訪問しないこと」と規制していますが、典史さんも経験したように、断っても居座って勧誘を続けたりして簡単には引き下がらない業者も中にはいます。

こちらが毅然とした対応をしないと大声で怒鳴り散らしたり、威圧的な態度を取る人もいます。

万一強引に上がり込まれたりでもしたら、帰すのは困難になります。

2「クーリングオフ」

訪問販売の契約では、契約の内容を記載した書面が渡されます。

購入した人は書面を受け取った日から8日間は契約解除ができます。

耳にしたことがあると思いますが、この制度を「クーリングオフ」というのです。

しかし、この書面をもらっていない、または記載されている連絡先がうそであったりした場合は例えクーリングオフができたとしても代金を返還してもらうのはかなり困難になります。

まずはしっかり書面の交付をしてもらいましょう。

かつて設置が義務づけられた「住宅用火災警報器」に関連した高額な商品やサービスを売り付けられる被害が多く発生しました。

新しい法令や国の新施策について私たち消費者の知識不足につけ込んだ事件でしたが、私たちも勉強が必要ですね。

悪徳業者は最初はおとなしく低姿勢で話し、好印象を受ける場合が多いものです。

自分だけは絶対に騙されないと自信を持っているあなた、そのような根拠のない自信も彼らにかかると一瞬で吹き飛んでしまいますよ。

くれぐれも慎重に対処するようにしてください。

【参考ページ:これって詐欺?と思ったら!弁護士の無料相談を使う方法 | ウルトラ弁護士ガイド

警察官を名乗る人に警戒した過去・・

余談になりますが、以前、私の自宅に「○○署の警察官」を名乗って私服の男性がやってきました。

警察手帳を提示して「近所で起きた事件について話をきかせてもらいたい。」と言うのです。

「警察官だと言っているが、鵜呑みにしてはいけない。」と思った私は男性から名刺をもらい、その警察署に問い合わせて、本当にその人なのかを確認したのです。

結果本物の警察官で「疑われたのは初めて。でも用心するに越したことないですよね。」と苦笑いされました。

笑い話ですが、安易に家の中に入れてはいけません。

先にも書きましたが、居座って帰らなかったりするからです。

時々、

「私は大丈夫、言い負かしてみせる」と言う人がいますが、「セールスは断られてからが勝負」「家の中に入ってしまえばこちらのもの。契約は取れたも同然。」

と言い切る悪徳業者もいると聞きます。私たちが簡単に勝てる相手ではありません。

ですから危ないことはしないほうがよさそうです。

また、彼らにはつながりがあるといいます。

過去に騙された人こそ注意

ひとつの業者に騙された人が次々と別の複数の業者のカモになってしまうというのです。

「ここの〇〇は騙しやすい」「お金を持っていそう」などの情報が彼らの間で共有されるのでしょうか?

彼らは情報を共有していると言われています。

お年寄りが騙されやすいと思っている人が多いようですが、年齢に関係なく幅広い世代の人が被害に遭っているようです。

「他人を見たら泥棒と思え」ということばもかつてありましたが、「点検させてください」と来たら、「あやしい」と一度疑ってみましょう。

人を疑うなんて悲しいことではありますが、自分を守れるのは自分自身ですから。

詐欺かも!!と思ったらこちらを参考にしてください。
詐欺被害のお金を取り戻すにはスピードが一番重要! | ウルトラ弁護士ガイド

コメントを残す

サブコンテンツ