おばさんたちの井戸端会議がこわい!!噂話のトラブルにどう対処したらいい?

ルリさんは、念願かなって郊外にマイホームを建て、ご主人と3歳の男の子と引っ越してきました。

自然にも恵まれ、これで今までのアパート暮らしと違い、思いっきり子どもを遊ばせられるとワクワクしていました。

隣近所に引っ越しの挨拶も済ませ、新しい生活がスタートしました。

IMG_2779_1

引っ越して初めてのゴミ出しの日、ゴミステーションの前で近所の奥さま達が立ち話をしていたので、「おつきあいの第一歩」と思い、精一杯の笑顔で挨拶をしました。

「今度越してきた方?よろしくね。」皆もにこやかに応えてくれました。

なんだかうまくいきそう。」とルリさんも喜んでいたのです。

絶えないうわさ話

ところが・・・・。

新築のお祝いを弟さんが持って訪れた翌日・・・。

「あそこのお宅に若い男の人が入っていくのを見た。ご主人の留守に奥さんは不倫している。」と噂が立っていたのです

そのうちに、

★「ちょっと、あそこのお宅、ご主人はすてきな車を乗り回して奥様の服もブランド品だけど、家計は火の車らしいわよ。」

☆「そうね、家のローンもあるしね。」

★「あそこのお宅、坊ちゃんに家庭教師をつけているらしいわよ。」

☆「そうそう奥さん、その先生といい仲らしいのよ。」

どの噂も事実無根。

最初は「くだらない」と聞き流していたのですが、次第に近所の目が気になり、自宅から出なくなりました。

子どものためにも外に出なくてはと思うものの、体がいうことをききません。

心のバランスを崩し、ひきこもるようになりました。

ご主人は「事実でないことはいつかわかるのだから、気にすることはない僕は君を信じているから、大丈夫。」と言ってはくれるのですが・・・。

いつの世にも噂話を好きな人がいるものです。

毎日ゴミ出しの日課の様に・・・。

IMG_2760

「あそこのおばあちゃん、毎日ウォーキングして元気そうよね。」とか「あそこの坊ちゃん、挨拶がいいわよね。」などとポジティブな噂だったら大歓迎ですが・・・。

【近所付き合いでお悩みならこちら】
人間関係やご近所付き合いなどのトラブルを解決するには! | ウルトラ弁護士ガイド

どうしたらいいのだろう

今回のケースのような噂話はとても笑って済ませられる内容ではありません

言った人はほんのちょっとした軽い気持ちだったかもしれません

でも、考えてみてください。

いい噂よりもゴシップめいた噂の方が話題になりやすいと思いませんか?

人の好奇心を刺激しやすいゴシップが瞬く間に近所の噂となって、人を傷つけてしまうのです

私としてもご主人の言うように何も後ろめたいことがないのなら胸を張って生きていけ!

そう言いたいところですが、日々顔を合わせるご近所とのつきあいを考えると、それはとても難しいものです。

こうしたルリさんやそのご家族の社会的な評判を落とすようなことを言って回ることは、たとえそれが事実であったとしても、名誉棄損になることを覚えておきましょう。

今回の噂は不倫などと内容が悪質です。

悪質な噂は犯罪です。

こういった噂を流す人には毅然とした対応が必要になります。

まずは、


①事実関係の確認 をしましょう。

次にご主人が言うように

②毅然とした対応をする ことでしょう。


言われる方としては本当に迷惑なことですが、このワイドショー感覚で噂を流している人が誰で、誰が言っているのかということを確かめる必要があります

ただ、当事者間の話し合いだけで解決することは難しいと思います。

ひとつの方法としては第三者に仲裁に入ってもらい、それが嘘の噂である場合は事実無根であることを確認してもらう。

噂の根源の人がはっきりした場合、もう噂を流さないよう約束を取り付けるようにするなどが考えられます。

今後ともそのような噂話をするようであれば、と話しておくことも場合によっては必要だと思います。

最後にプライバシーの権利と名誉棄損罪についてお話しておきましょう。

人は誰でもプライバシーの権利を持っています。

個々の情報を公にされないという権利です。

このケースで、

  • 「奥さんが不倫している。」
  • 「家計は火の車だ。」

とかの噂に心を痛めているようですが、それが事実か否かに関わらず、そういった個人的な情報は本人の意思を無視して他の人が公にしてはいけないのです。

ルリさん一家はライバシーの侵害」として損害賠償請求をすることができます

この噂が、不特定多数の人に対して流されている場合は「名誉棄損罪」が成立することもあります。

もし、この罪が成立したら、告訴して処罰を求めることができます。

損害賠償を請求し、謝罪文書や名誉回復の処分を求めることも可能です。

この手段は強力な対処法ではありますが、今後のご近所付き合いの亀裂も決定的なものとなりますので、この手段を取る前には十分な考慮が必要です。

和解して損害賠償を受けたとしても、噂は本当に嫌なものです。

その後のお付き合いもギクシャクしたものになるでしょうし、最悪、せっかく手にしたマイホームを手放してどこかに越さざるを得なくなるかもしれません。

言った方は面白半分やその場のノリという軽い気持ちだったでしょうが、内容によっては大きな被害を及ぼすこともあります。

何かものを壊されたのと違い、見えないことばの暴力は人によっては強烈で、治療によって回復すればいいのですが、一生心に残る傷にもなりかねません。

最近は井戸端会議だけでなく、SNSの利用も多く、噂が広まるのはあっという間。

噂には無責任なものも多く、事実無根のものあります。

安易に人の噂話に加わるのはどうかと・・・

あなたの人間性が問われています。

【近所付き合いでお悩みならこちら】
人間関係やご近所付き合いなどのトラブルを解決するには! | ウルトラ弁護士ガイド

コメントを残す

サブコンテンツ