ゴミを勝手に開ける行為やめて!!収集所に出した後のゴミの所有者は誰になるの?

知子さんは市のゴミ収集日にきちんとゴミ出しをしています。

主人の親族が近所に住んでいて、知子さんが出したゴミ袋にまだまだゴミが入るからと、自分の家のゴミを知子さんの家から出た袋を勝手に開けて詰め替えたりします

ゴミ袋をいっぱいにしないともったいないと思っているのか、先日その光景を見たときには正直ことばも出ないくらいびっくりしました。

知子さんの家には小さい子どもがいて、おむつなど臭いの出るものも多かったので、袋がいっぱいになる前に出す事も多かったですが・・・。

そもそもゴミはかなりプライベートなものなので、親族とはいえ、人の家のゴミ袋を勝手に開ける神経が知子さんには理解できません。

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2015-04-14 08.39.30

ご主人はやめるように言ってやると言ってくれたのですが、隣近所で生活しているので波風は立てたくないのです。

仕方なく、ゴミ袋の結び目をガムテープで押さえて開けられないようにしました。

ご主人が言うには、その方は今節約に励んでいて、ゴミ袋の節約のためにやっているとか。

本を収集所に出した時のこと

また、ある日、本の整理をして出したところ、後で貴重な本も一緒に出してしまったことに気が付き、あわてて取りに行くと、その方がその本を持ち帰ろうとしていたのです。

「私の本です。返してください」と言ったところ、

「もうゴミとして出してあったのだから、拾った私のものですよ」と言って返してくれません。

日頃<ゴミ収集所の清掃などもしてもらっているので、誰も何も言えません。

最近はゴミを出すのが苦痛で仕方ありません。

ゴミ袋を収集所に出した場合、その所有権は出した知子さんにあります

ですからゴミが収集されるまでは知子さんは他の人が勝手にゴミを開けるのを制止することができることになります。

勝手に近所の人が他人のゴミ袋を開けてはいけません。

節約のためとはいえ、他人のゴミ袋を開けて、自分のゴミを詰め替えるなどを行っているのであれば、それは行き過ぎた行為です。

しかし、知子さんが心配するように、そのご親族は日頃善意で収集所の掃除を行ってきれいに管理しているわけで、「法律ではこうですよ」と批判すると角が立つのではないでしょうか。

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2015-04-14 08.24.19

どうすればいいのか?

収集所の管理や分別のチェックなど利用者間でルールを作ったりして適正な管理をするようにしましょう。

本を収集所に出したケースでは、

「もうゴミとして出してあったのだから、拾った私のものですよ」と言われたというのです。

しかし、「ゴミを出した段階で、出した人は所有権を放棄したか?」ということが問題となります。

知子さんがゴミを出し、そのゴミを収集業者が収集してこれを集めて処理をする。

つまりゴミを収集所に出したということは収集業者にゴミ処理を委託しているのだということになります。

前に言ったように、ゴミ袋を収集所に出した場合、その所有権は出した知子さんにあります。

そのままではまだ所有権は放棄されず、知子さんにあります。

その後処理場に運ばれ、処分された段階ではじめて、知子さんの所有権は放棄されたことになります。

このケースで言うと、収集所に置かれたままの本はその本を出した知子さんのものです。

よって、近所のご親族が勝手に持ち帰ることはできないことになります。

もし、持ち帰ってしまったとしても、知子さんが「返してください」と要求したら返さなければなりません。

ゴミの中からお金が出てきたときは?

時折、ゴミの中からお金が出てきたなどの報道があったりします。

遺失物として扱われ、警察はその所有者を捜し、公告を行います。

見つかれば所有者に返され、見つからなければ処理場の管理者などが所有権を取得することになります。

こういうことから、仮に知子さんが出した本が収集所から処理場に運ばれてしまっても、処分がされないでそのままの状態で原型をとどめている段階では、まだ知子さんに所有権があると言えます。

ただ、どんなに正しいことでも言い方などで気まずい思いをしたり、近所トラブルに発展し、こじれる場合もありますから注意が必要です。

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