隣の家の鳴き声がうるさい!悪臭が酷い!自分勝手な飼い主への対処法

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最近では、犬や猫を飼う方が増えてきました。

動物は、癒しや喜びを与えてくれる存在ですから、飼っている人にとっては子供のように可愛い存在だと思います。

多少の無駄吠えや匂いも気にならないことでしょう。

しかし、飼っていない人にとってはただの騒音・悪臭となります。

吠えている音やペットによる臭いが酷く、それが毎日のように続けば、ノイローゼや体調を崩すことだってあります。

ここでは、犬の鳴き声に悩まされている場合に、どのような対処ができるのか?について説明します。

しつけもせず周りに気を使わない買主とは話をしても無駄〜やめさせるための方法

犬の鳴き声がうるさいなら、静かな場所に引っ越せばいい、という意見もありますが、それは飼い主の勝手な言い分です。

賃貸ならまだしも、せっかく購入した一戸建てや分譲マンションとなれば、そう簡単に引っ越すわけにはいきません

その気持ちは分かります。

私自身、実はまだ実家で暮らしていた時にミニチュアダックスという犬を飼っていました。

自分の家の犬ですから、とても可愛いいのは間違い無いです。

多少の無駄吠えも全く気になりませんでした。

しかし、資格試験を取るために勉強をしなくてはいけない時期の事でした。

仕事に勉強と疲れていたこともあってか、愛犬のちょっとした鳴き声でさえ、うるさいと思った経験があります。

一度うるさいと感じると、気になってしまい、余計にうるさく感じるものです。

犬を飼ってない人にしてみれば、余計に耳につくだろうと思います。

更に、きちんとしつけされていない犬となれば、隣の家の来客や車が通る音、人が通るだけで無駄に吠える事もあるでしょう。

日中吠えっぱなしとなれば、たまったもんじゃありません。

また、鳴き声だけでなく、犬の糞などの悪臭被害にあっている方もいるでしょう。

では、そのような場合にはどのように対処したらいいか。

話をできる関係性や相手であれば、なんとなく伝えてみるのも一つの手です。

しかし、しつけもせず周りに気を使わない買主の場合には、話をしても無駄に終わります。

愛犬可愛さに、反論してくるかもしれません。

  • 「うちの犬は夜は寝てる。睡眠を妨げてない」
  • 「赤ちゃんが泣くように犬だから吠えるわよ」

などと勝手な言い分をしてくるでしょう。

そんな主張は通りません。

断固とした姿勢を示さないと解決しない!

犬の鳴き声や悪臭の問題は、買主が、近所に対してちょっとした配慮をしてくれれば大きな問題にはならないのですが・・・。

問題となる買主に限って自分の事しか考えていません。

そのような相手とは話し合いは難しいでしょう。

そこで、犬のしつけ、吠えないように散歩をするなど、明確に提案してあげてください。

もし、その要求に応じないようであれば、犬を飼うこと自体をやめさせる事も可能です。

いくら愛犬だとは言っても、犬を飼う事の必要性は強いとは言えません。

既に体調を崩したなどの被害を受けているのであれば、慰謝料も請求できます。

対応してくれない場合には慰謝料請求や民事調停することを伝えるなど、断固とした姿勢を示してください。

話し合いでは解決しない場合〜慰謝料請求や民事調停

犬の鳴き声や悪臭が原因で、何か身体に影響が出ている場合には、慰謝料の請求も可能です。

しかし、日本においては犬の鳴き声や悪臭で認められる慰謝料請求額は数十万円程度であり、判例をみても低い金額になっています。

注意

弁護士に依頼して裁判をやってしまうと費用倒れになる事は明らかです。

だからと言って、泣き寝入りはしないでください。

そこで、まずは民事調停をオススメします。

民事調停による解決とは?裁判官や調停委員を含めた話し合いによる解決方法

調停は裁判とは違い、裁判官のほかに調停委員という一般の人から選ばれた人が入り話し合いを進めます。

裁判官と調停委員は仲介役となり法律的な助言やトラブルの内容を客観的に判断して、互いが歩みよれるように話し合いを促すのです。

もちろん、トラブルや問題について、自分の思っている事などを自由に発言できます。

費用も数千円です。

また、1度や2度の話し合いでは解決できない場合には、必要があれば6回、7回、多ければ10回以上も行うことが可能です。

最終的に双方が納得し合意すれば、「調停調書」が作成されます。

これは裁判の判決と同様の効果となります。

よって、調書に記載された内容に従わなかった場合、調書に基づいて強制執行を申立てることができます。

更に、相手と同じテーブルで話し合いをしたくない場合には、片方ずつから意見を聞くなどが可能です。

裁判と違って非公開なのでプライバシーも守られます。

これで解決ができれば費用をかけずに解決が可能です。

ですが、調停では解決できない場合もあります。

とても揉めている場合や込み入った事情がある場合です。

その場合には、やはり裁判(訴訟)しかありません。

ただ、先ほども説明したとおり、このトラブルでは裁判となると費用倒れになる可能性が大きいです。

費用倒れが嫌なら何もせずに諦めるしかないのか?

何もしないで我慢し続けてもその状態は一向に変わらないでしょう。

賃貸で引っ越せる場合ならいいですが、引っ越すことができない場合にはずっと我慢していくことになってしまいます。

費用はかかりますが、裁判で判決をもらえば、相手も近所に配慮して犬を飼う事が期待できます。

そこに我慢して住み続けて行く事を考えれば、裁判費用も仕方のない出費かもしれません。

断固とした態度で臨むべきです。

また、飼育の管理状況や一般的な生活を送るうえで受忍限度を超えるようなケースであれば、慰謝料を請求する事だけでなく弁護士費用も請求できます。

裁判で主張が認められれば、費用の負担は無くなります。

それに、判決が出ても態度を変えないで鳴き声や悪臭を放置するようであれば、判決に基づいて強制執行ができます。

なお、個々のケースで慰謝料が請求できるかどうか、裁判で勝つことができるかどうかは異なります。

一度、専門家に相談してみる事をオススメします。

関連ページ:人間関係やご近所付き合いなどのトラブル〜きちんと解決するための法律的な対処策

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