詐欺では?とすこしでも思ったら!詐欺の被害を取り戻せるポイントは早期に警察や弁護士に相談することです | ウルトラ弁護士ガイド
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パソコンやスマホ、iPhoneなどでネット利用をする人が多くなったことで、ニュースでは騒がれないような小さな詐欺が増加しています。
手口も巧妙で気付きにくい。
被害額も数千円から数十万円程度と少額。
誰でも被害にあう可能性があります。
支払ってしまったら、まずはすぐに警察に相談してください。
しかし、警察は犯人を捕まえることが仕事なので、お金を取り戻すまではしてくれません。
そこで、詐欺に関するノウハウを持った専門家を頼ってみてください。
取り戻せる可能性ややるべきことなど、返金請求に関するアドバイスを受けることができます。
ここでは、詐欺では?とすこしでも思った時に、具体的に何をしたらいいのかを紹介していきます。
目次
迷っている時間はない!被害を回収したいなら時間との勝負
ネット社会となり、インターネットによる詐欺は増加しました。
顔を合わせることもないため、被害者は相手を特定することが難しく、泣き寝入りするしかないという状況がしばらく続いたのです。
この状況を打開するためにできたのが、「振り込め詐欺救済法」(平成20年施行)です。
この法律は、被害者から振り込んだ先の金融機関へ申請すると、その口座(相手口座)を凍結することができる法律。
相手が口座から引き出す前で残高があれば、被害額を受け取ることができるんです。
自力で相手を特定することは大変ですが、振り込んだ先の口座は分かっているため、すぐに行動できますね。
ただし、犯人もそれを知っています。
口座への入金があったと分かったら、すぐに引き出して逃げるでしょう。
早い段階であれば、この法律を使ってお金を取り戻せる可能性はあるものの、時間との勝負と言えます。
時間が経過すれば、取り戻せる可能性も低くなります。
奪われたお金の回収を考えたら、迷っている時間はありません。
詐欺被害にあったら、すぐに警察と振込先の金融機関へ連絡してください。
参考ページ :詐欺被害のお金を取り戻すことはできるのか〜スピード感を持って対処することがポイントに!
これって詐欺?と早く疑問を抱くことが大事
万が一、被害にあってしまった場合でも、被害に早く気づけるかが重要です。
「騙されている」という事に気付かず、長期にわたり騙され続けているケースもあるんです。
早い段階で気づくことで、被害を最小にできます。
【例】
商品の購入でクーリングオフが適用される場合には、期間内であれば振り込んだお金を取り戻せる確率は高くなっています。
振込先口座を凍結させるにしても、早ければ早いだけ返金の確率が高くなります。
ポイントを購入し続けている場合だって、早く気づけばそれ以上の被害にあわなくて済むのです。
少しでも
「これって詐欺では?」
振り込んでしまったものの「何かおかしい」と感じたら、警察や専門家に相談したほうが間違いないでしょう。
ちょっとでも疑問に思ったら何をしたらいいの?すぐに警察に相談
騙されたかも!と思ったら、すぐに警察に相談しましょう。
まだ詐欺だと決まっていなくても、警察に相談すれば似たような手口で被害にあっている人が他にもいるかどうかがわかります。
自分のケースが詐欺なのかどうかも判断しやすくなると思います。
詐欺だと分かれば、すぐに被害届を作成してもらってください。
重要
ただし、管轄の警察署によっても対応が随分と異なります。
場合によっては被害届を作成してもらえないこともあるので、注意点を紹介します。
一番重要なのは、騙されたという証拠を持っていくことです。
例えば、メールのやりとりや振込先、相手とのやり取りをメモ書きにして持参するようにしましょう。
証拠となりそうなものならすべて持っていったほうがいいでしょう。
特に、インターネットに関連した詐欺では、対応した警官がネットに詳しいかどうかでも左右されます。
被害届を作成してもらうためには、詐欺にあったことが明確に分かる書類が必須です。
また、警察庁には振り込め詐欺対策ホームページがあり、実際にあった被害情報から様々な詐欺が紹介されています。
・新しい手口のオレオレ詐欺
以前からある、息子を装うなどして「○○でお金が必要」というオレオレ詐欺も、今は振り込ませない手口になっています。
現金やキャッシュカードなどを自宅に取りに来る。
現金を郵送や宅配を利用させて受け取る。
・「キャッシュカードを預かる」という詐欺
警察官に装った者がきて、
「あなたの口座が事件に関係しているので預かります」
銀行職員に装った者がきて、
「新しいカードに変更となりますのでカード預かります」
・ギャンブル必勝法を利用した詐欺
パチンコや競馬で勝つ方法を教えるとして、「会員登録」、「配当金の何%を前払い」などを持ち掛けてきます。
しかし、でたらめの必勝法でそのまま持ち逃げされます。
・異性との出会いを利用した詐欺
異性と必ず会える、デートしただけでお金がもらえるなどとして、「会員登録」「有料メールのやりとり」などをさせます。
しかし、サイトが用意したサクラに騙されることになります。
・役所、裁判所を利用した詐欺
裁判所から「裁判を起こされている」などのメールや、役所から「○○手続きが必要」といったメールによって、お金を支払うように持ち掛けてくる詐欺です。
同様の詐欺がないか確認しておくといいでしょう。
参考サイト
・振り込め詐欺対策HP‐警察庁
・振り込め詐欺相談窓口案内 – 警察庁
電話での相談なら「♯9110」です(全国共通)。
緊急の場合には、110番してしまったほうがいいでしょう。
出会い系・教材ソフト・ネットショップ被害の場合〜警察に相談しても意味はない?
出会い系やソフト・教材購入、ネットショップ利用での詐欺被害にあわれた方は、警察に被害届を出してもお金を取り戻せることができないのが現状です。
手続きに時間がかかる、警察の対応が遅いことで、犯人が口座からお金を引き出してしまうからなんです。
お金を取り戻したい人にとっては、これでは意味がありませんね。
そこで、被害ケースごとに詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考ページ
稼ぐ系のソフトや教材を信じて投資したら詐欺だった!対処方法は?
詐欺は警察や専門家へ相談する!それ以外への相談や調査依頼はしてはいけない!
詐欺にあわれた人は、2次被害を受ける可能性が高いです。
ネット上では、詐欺被害者に対して、返金救済をしてくれる会社をよく見かけますが、「振り込め詐欺救済法」を利用した詐欺だと思って疑うべきです。
他にも姿かたちを変えて、
- NPO法人○○
- ○○相談所
- ○○探偵などなど
安心できそうな名称や誘い文句を使い、「返金ができる」と思わせています。
参考サイト:警視庁HPより
「詐欺被害の解決・返金をうたう探偵業者について」()
得体のしれないヤカラが多くいますので、そのまま信じてはいけませんよ。
「警察がとりあってくれないから」といって、専門家ではない会社や相談所を利用して二次被害にあわれた人も多くいるんです。
こうした怪しい専門家に相談するのではなく、弁護士の無料相談を利用したほうが賢明ですね。
まとめ〜詐欺の被害を取り戻せるポイントは早期に警察や弁護士に相談すること
詐欺の被害を取り戻せるポイントは、早く気づいて警察へ相談すること、場合によっては弁護士に早く相談することです。
早く気づけば被害も最小にとどめることができます。
詐欺かな?と少しでも感じたら、自分で判断や対処するのは時間の無駄となってしまいます。
警察や専門家の無料相談を利用して早く対処することが先決です。
参考ページ:詐欺問題を得意とする弁護士事務所の一覧