別れ話に彼氏(彼女)が納得してくれない!嫌がらせ行為をやめさせるにはどうしたらいいの? 一人で悩むよりも第三者に相談する| ウルトラ弁護士ガイド
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つきまとわれ行為をどうにかしたい!
付き合っている時はどんなに優しくて理解がある男性でも、いざ別れとなればひょう変するすることもあります。
最近のニュースなどでも元カレによる殺害事件やストーカー行為など、信じられないような事件が多くなっています。
例えば、別れ話を切り出したら、その直後から毎日のように自宅や職場で待ち伏せされているようなケースも実際に頻繁におきています。
また、電話やメールが頻繁に入ってきて、よりを戻すようにしつこく要求される。中には脅迫めいた内容で復縁を迫られる事も。
こんな事になってしまうと、迷惑どころか怖さを感じる事でしょう。
ノイローゼになってしまう方もいるかもしれません。
こうなると、そのままの状態で時間が解決するなんてことは期待できません。
きちんとした対応をしていかなければいけません。
では、もし自分がつきまとわられるような被害にあってしまったら!どうしたらよいのか?
その対処について紹介します。
中途半端な対応は逆効果〜早い段階から対処する
つきまとい行為や頻繁な電話など、相手の行為に精神的な負担を感じたら、それなりの手段で対応しなくてはいけません。
というのも、何もしなかったり、中途半端な対応では返って相手をエスカレートさせてしまう危険があるからです。
それに、1人で対応するよりも第三者に入ってもらって距離を保ったほうが良いでしょう。
損害賠償請求をする〜民事的な解決方法
まずは、民事的な解決をご紹介します。
つきまとい行為によって、ノイローゼ気味になったなど精神的な負担を感じたのであれば、損害賠償を請求できます。
あなたは、相手の行為によって平穏な生活を乱されているわけですから、平穏に生活する権利を侵害されていると考えられます。
そこで、「これ以上つきまとうようであれば、損害賠償を請求すると」いうような通知を内容証明郵便で送り、相手に対して警告しましょう。
また、この内容証明郵便は弁護士など代理人を立てて行う事で効果が期待できます。
一度、専門家に相談してみるといいでしょう。
しかし、これで相手がつきまといをやめてくれればいいのですが、何もなかったかのように続けてくる人もいます。
次の対応としては、裁判所に面談禁止の命令を出してもらう方法があります。
これは、相手があなたに接触することを禁止する命令であり、自宅や会社での待ち伏せ行為、会社や自宅、携帯電話などに連絡をする行為を禁止します。
また、弁護士を代理人としているのであれば、直接ではなく弁護士を通して交渉するように命令が出されます。
多くの場合、この命令が裁判所から出ると相手はおとなしく退散します。
ただし、中にはこの命令に従わず、無視する人もいるかもしれません。
なお、裁判所からこの命令(仮処分)が出ていてこれを無視した場合には、「強要」「脅迫」という犯罪が成立する事になります。
そこで、もはや民事的な解決が不可能となれば、警察に届け出ましょう。
民事的な解決が不可能ならすぐ警察へ
通常、民事手続きをとれば、大概の場合は相手も引きます。
それにも関わらず引かない相手となれば、何をしてくるか分かりませんので、速やかに警察に行き逮捕してもらうように求めましょう。
ただし、警察に保護を求めてもなかなか動いてくれない事もあります。
そのような場合には、裁判所の仮処分命令の書類と接触した証拠を持参して警察に届け出て下さい。
それをもとに警察も刑事事件として動いてくれ、立件することができます。
つきまとわれている場合、まずは民事的な解決をとってからそれでもだめなら刑事という順番で対処しましょう。
そのほうが警察も動いてくれるというのが実情です。
ただし、身の危険を感じるようなケースでは、民事手続きは省いて速やかに警察に保護を求めるべきです。
ストーカー規制法が成立したことで、会社や家での待ち伏せ行為などを続けるような相手に対して、その行為を禁止する命令が出せるようになりました。
ストーカー規制法では、ストーカー行為をしたものは6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金。
更に、
禁止命令が出た後も続けた場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
となります。
また、警察からの禁止命令が出たにも関わらず従わないような相手であれば、先ほども説明しましたが、危険な相手ですから逮捕してもらうことが可能です。
一人で悩まずに第三者に相談する〜弁護士を活用する
別れ話の際には多少もめる事もあるかもしれませんが、限度を超えたような態度や行為をされた場合は、早い段階での対応をオススメします。
一度は付き合っていた人であっても、このご時世、何をされるか分かりません。
大事
相談相手は家族や知人でもいいですが、対処法を間違えると相手を刺激してしまい、よりエスカレートすることもあります。
弁護士の無料相談などを活用して、どんな対処方法があるのか、どのように行動したら良いかなどのアドバイスを受けてみてください。