友達や知人とのお金の賭けごと!負けた人が払ってくれない!

この記事を読むのに必要な時間は約 1 分です。

賭け事

学生時代の友人と年に一度、同窓会という名目で温泉旅行に行っているというAさんからの相談でした。

その温泉旅行ではいつも賭け麻雀をしているとの事で、それまでは負けた者は次の日の食事代を払うなど、現金での受け渡しはしていなかったようです。

しかし、今回に限っては現金を賭けて勝負をしてしまい、結果は大負け。
しかも負けた金額は10万円もの大金となり、友人からその金額を請求されていて困っている様子でした。

では、本当に10万円を支払わなければいけないのか?
結論は、支払いの義務はありません!

というのも、民法90条を見てみましょう。

第90条(公序良俗)
「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする」

賭け麻雀などの賭博行為は90条に定める公序良俗に反する違法な行為とされます。
よって、賭け麻雀で発生した債務(借金)は法律では認められません。

つまり、逆に言えば、賭け麻雀で負けて支払ったお金を返してほしいと思っても、違反な行為に基づいて支払ったお金になり、そもそもその賭け麻雀の債権債務という法律行為は無効となります。

よって、返還請求もできない事になりますので気をつけましょう。

法律的にはこのような見解となります。
しかし、それまでの友人との関係や賭け麻雀で支払ってもらったお金があるのであれば、いくらかは渡すなどして友人関係を壊さないようにするのも一つです。

賭けごとは賭博罪になる可能性もあるから要注意!

賭け麻雀のように公序良俗に反する行為は違法であるとともに、犯罪でもあります。

・刑法185条

賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

・刑法186条

①常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。
②賭博場を開帳し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

日本の法律ではこのように規定されており、賭博行為は刑罰の対象となります。
また、どのような行為が賭博となるかというと、「偶然に左右されるような賭け事」をいいます。

何だかピンとこないと思いますが、野球やサッカーなどの試合の勝ち負けを対象に賭けごとをする事も賭博行為となります。

また、刑法185条の後半部分の但し書きを見ると、「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるとき」は賭博罪とならないとされています。

では、どのような物ならいいのか?

これは、ジュースやお菓子、タバコなどとなります。

ブランドのバッグや時計ならどうか?

明確な基準がないので微妙なところで、常識かつ総合的に判断されるといったところでしょう。

ただし、身内の賭け麻雀で通常のレートという範囲での賭けごとであれば、賭博罪となる可能性はかなり稀です。

暴力団などが絡んでいたり、著名人が絡んでいると見せしめのために摘発される事はありますが、それ以外ですと捕まる事は少ないでしょう。

また、逮捕されたとしても「不起訴処分」となる事が多く、「前科」はつきません。

なお、起訴されてしまえば賭博罪となりますから、185条の50万円以下の罰金刑となり、前科がつく事になります。

コメントを残す

サブコンテンツ