法テラスの無料相談や法律扶助制度を上手に使って問題を解決

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法テラスに相談するかどうか悩んでいる夫との離婚が上手く進まないので弁護士を頼もうか悩んでいる。
ひとまず話を聞いてみようかと思うけど、初回が無料になるの?

「法テラスでも無料相談できるみたいだけど、なんか仲介のような場所みたいだし・・」

このように、法テラスとは弁護士による相談が無料でできちゃうところなの?

それとも違うのか・・・

一体法テラスってどんな場所なの!?と悩んでいる人が意外に多いんだよね。

また、法テラスの弁護士について気になっている人もいると思う。


「法テラスを担当している弁護士の質ってどうなの?」

「実際に頼む事を考えたら法テラスは利用すべきじゃないの?」

「とりあえず利用してみて様子をみるべき?」


というように、法テラスの弁護士ってどうなの?と感じている人もいるようだね。

誰でも無料相談が利用できる場所だと思っていませんか?

意外と間違えた認識をしている人が多いみたい。

そこで、法テラスを上手に利用するために情報や利用について紹介していきますね。

法テラスで無料相談が受けられる人・弁護士費用を立て替えてもらえる人とは?

ズバリ!

法テラスは、全ての人が無料で相談できるところではありません!!!

基本的には経済的な理由で弁護士に相談したくてもできない人が対象だよ。

それと、民事法律扶助制度という、弁護士に依頼した場合にかかる弁護士費用の立て替えをしてくれる制度があるんだけど、その制度を利用したい人を対象として無料相談を受け付けている感じ。

だから、弁護士の無料相談を利用する際には収入とかも聞かれるし、制度を利用する際には厳格な審査もあるよ。

通常の収入よりも定収入の人とか無収入に近い状態の人で資力(預貯金など)がない人じゃないと無料相談は利用できないし、立替えの制度も利用できないよ。

それぞれ家族の構成も異なるから、扶養する子供の人数などによっても収入の条件額は変わるけど、そういった条件がクリアできれば利用が可能で同じ内容なら3回まで無料で相談ができる。

ただ、傷害事件などの刑事事件は相談の対象ではないから別の窓口を探してね。

では、具体的な条件について更に詳しく説明していくね。

法テラスの条件とは?

まず、無料法律相談を受けることができるのは、以下の①と③の条件がクリアしている人だよ。

法律扶助制度という弁護士費用の立替制度も利用できるのは、すべての条件をクリアする人。

因みに、弁護士費用と言っても自己破産事件や民事再生事件に必要となる予納金については立て替えの対象にならないから注意してね。

① 法テラスが定める収入等の条件より収入が低いこと

この要件をクリアするには、以下の(1)収入と(2)資産要件の一定額よりも少ないことが条件になるよ。
自分の収入が条件を満たしているかどうか確認してみてね。

(1)収入要件

1人:18万2,000円以下 (20万200円以下)
2人:25万1,000円以下(27万6,100円以下)
3人:27万2,000円以下(29万9,200円以下)

なお、家賃又は住宅ローンを支払っている場合には下記の金額を限度額として加算できる。
1人:4万1,000円以下(5万3,000円以下)
2人:5万3,000円以下(6万8,000円以下)
3人:6万6,000円以下(8万5,000円以下)

法テラス「法テラスの無料法律相談の利用にあたって」

※上の人数は扶養家族の人数の事。
妻や子供を扶養している場合には該当する箇所の金額になるよ。

それと、この金額は1ヶ月の手取りの収入で、ボーナスがある人は1年間分を12で割った1ヶ月分の額で確認してね。

あと、上記の金額は基本的には世帯収入の金額になるから、申込者に配偶者がいて配偶者にも収入がある人は、両方の手取りの月収を足した額になるよ。

(2)資産要件
収入だけでなく、現金を持っていたり預貯金があれば、その額も以下の資産要件より低い額じゃないと利用できないよ。

なお、自宅や争いの対象となる物件は対象にはならないけれど、それ以外の不動産や有価証券などがあればそれも資産として対象になるから注意してね。
この場合には、不動産などは時価で計算してね。

1人:180万円以下
2人:250万円以下
3人:270万円以下

法テラス「法テラスの無料法律相談の利用にあたって」

②勝訴の見込みがあること

裁判するかしないかに関わらず、和解や調停、示談等により問題が解決するという見込みがないと制度の利用ができないの。

例えば、

「不倫した夫に慰謝料請求したい」という問題であれば、慰謝料を請求して、それを「回収できる」見込みがあるということ。

債務整理の場合には、任意整理なら無理なく返済計画を立てて、債権者の合意も得られて「完済ができる」という見込みがあること。

自己破産なら、「免責される」見込みがあること。

このように、「問題を解決できる見込みがあること」という条件も必要になるんだ。

③民事法律扶助の趣旨に反しないこと

ちょっと難しい条件だと感じるかと思うけど、簡単に言うと、


「ただ単に復讐したいから!」

「解決がどうこうではなく訴えてやりたいから!」


というような報復的な感情で弁護士に依頼をしたい、という場合だと民事法律扶助の趣旨に反するからこの制度の利用はできないって意味だよ。

法テラスを利用するメリット・デメリットってあるの?

既に説明したような法テラスの要件を満たしていれば法テラスでの弁護士無料相談や立て替え制度を利用できるんだけど、絶対に利用した方がいいよとは言い切れないの。

なぜなら、法テラスを活用する最大のメリットというのは民事法律扶助制度を利用できる点なんだけど・・・。

手続きに入るまでには約1ヶ月程度かかる場合もあるからなんだ。

自分にとってこの期間がそれほど重要ではない人はいいんだけれど、例えば、債務整理の場合にはちょっと考えた方がいいかもしれないね。

だって、債務整理をしたい人は借金の取り立てをすぐにでも止めてほしいでしょ!?

債権者からの取り立てをストップさせるためには、債権者に受任通知を送付しなくちゃならないのね。

だから、法律扶助の決定が出る約1か月の間は自分で借金の取立てに対応しなくちゃいけない。

他にも、期限が迫っているような問題などは、一日でも早く弁護士に対応してもらいたいよね。

そう考えると、直接弁護士を探して相談・依頼したほうがいいと思う。

実際に、債務整理だと直接法律事務所で相談して依頼すれば、早ければ即日、遅くとも翌日には受任通知を発送してくれるよ。

結果、翌日か2,3日のうちには債権者からの取立てや請求もストップすることになる!

よって、早急に借金を片付けたい人にしてみれば、扶助の決定が出るまでの期間は自分でどうにかしなきゃならない。

関連ページ:借金トラブルで悩んでいるなら弁護士の無料相談を活用しよう!

どうかな?

一概に法テラスを利用するのがベストとは言いきれないと思わない?

自分が抱えるトラブルがどんな内容かにもよるけど、この辺のことも知っておいた方がいいと思うよ。

とはいえ、経済的に困っている人にしてみれば、弁護士費用は出来る限り安く抑えたいと思うはず。

法テラスの相談を利用して弁護士に受任してもらうほうが費用も幾分かは安くなるからメリットになる。

また、法テラスに立て替え制度だと、弁護士費用を一括なんてこともないし、数万円という分割でもなく、月3千円~1万程度という無理のない金額で支払うことができるのね。

収入の少ない人にとっては、これはメリットになるよね。

法テラスを利用したいと思っている人は、自分の場合にはどんなメリットがあるかを考えてから利用するといいよ。

正しい情報を理解したうえで活用しよう

「弁護士に依頼して債務整理をしたいけど、弁護士費用をすぐには出せない」

「離婚の相談で弁護士を利用したいが、専業主婦で手持ちがない」

「生活保護や年金を受給していて費用を捻出するのがどうしても無理」

このような金銭的な悩みで弁護士に相談したり依頼を悩んでいる人は多くいるんじゃないかな!?

そんな人達をサポートしてくれる唯一の制度が法テラスの民事法律扶助制度というシステムだよ。

お金が用意できないからという理由で弁護士相談や依頼を諦めていたのであれば、一度、法テラスで相談してみてからどうするかを検討するといいんじゃないかな!

法テラスの無料相談や法律扶助制度を上手に使って問題を解決している人もたくさんいるしね。

ただし!

利用条件の②でも説明したように、裁判内外に限らず申込者の主張が通って解決できる見込みがある問題でないと法律扶助制度の条件は満たせず、法テラスの無料相談の利用は意味がないと思うよ。

正しく理解したうえで、もし活用してみようと思ったら、近くの法テラス窓口に電話してみてね。

きっと、丁寧に教えてくれると思うよ。

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