【奨学金のために借金】借金解決までの体験談!奨学金と借金の返済でお手上げ状態から脱出した解決策とは? | ウルトラ弁護士ガイド
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奨学金を返済している人ならその苦労は身をもって感じていると思いますが、毎月決まった出費って辛いものです。
社会人になって1年もしないうちに返済がスタートするのですから、大した収入もないのに返さなくてはいけません。
返済がはじまってから奨学金は借金なんだと気づく人も多いでしょう。
社会人になりたての頃は、毎月のお給料から、
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 通信費
これだけでも大変なのに、さらに奨学金・・・。
毎月残るお金が2、3万しかない、という人もいるでしょう。
月によっては生活用品や消耗品などの出費、交際費だってかかります。
しかし、奨学金は借金です。
生活が厳しくても返さなくてはいけません。
返済が遅れれば延滞金が発生し、連帯保証人へ請求がいきます。
ブラックリストにものり、カードがつくれなくなったり住宅ローンの審査に通らないなど、面倒なことも。
実際に、奨学金が原因で借金をしてしまう人も少なくありません。
ここでは、奨学金のために借金をしてしまった人の解決までの体験談を紹介します。
目次
奨学金は借金!これじゃ結婚はできない?
32歳 結婚したい彼女がいる男性
学生時代の奨学金を毎月2万払い続けている
大学を卒業して社会人も10年目に突入していた。
彼女とも4年の付き合いになり、結婚も意識して付き合っていた。
しかし、彼女から突然言われた言葉に焦りを感じた。
それは私が返済している奨学金の話だった。
「奨学金っていくら残っているの?いつまで返済するの?」
「10年支払ってきたからあと半分で約200万円かな」
「え?10年も払ってきたのに200万もあるなんて!」
「そうだけど?」
「月の返済っていくらなの?」
「約2万くらいかな」
奨学金を返済していることは伝えてあったけど、具体的なことは聞かれたこともなかったし、あえて説明もしてはいなかった。
だから、単に結婚を考えて「お金についてのことを知りたいのかな?」と思った。
それが違った!
「奨学金って結局は借金でしょ!?借金があるってことだよね?」
初めて奨学金が借金だと気づかされた
他の借金とは違って人に言えないような借金でもなく隠すようなこともない借金だと思っていた。
そういう反応をされるとは思っていなかった。
現に自分以外にも奨学金を利用している人はたくさんいるし、みんな社会人になってから返済しているのが普通だし・・・。
それが結婚を邪魔するほどの負担になるのだろうか?と違和感を感じた。
「ちょっと待ってよ!奨学金を他の借金と一緒にしないでほしい」
「同じだよ。だって利息ついてるんでしょ?」
そう言われてみればそうかもしれない。
私は何百万という大きな借金を学生の時に背負ってしまっていたのだ。
月に2万とはいえ、20年も支払うのだから・・・。
とはいえ、彼女に対して「奨学金が他の借金と一緒だ」ということを認めるのは嫌だった。
「借金かもしれないけど、ちゃんと返せるよ」
「分かっているけど・・・」
「ちょっと何?もしかして奨学金があるから結婚はできない!っていいたいの?」
「そうじゃないけど、何百万も借金があるのはちょっとってこと」
彼女に言えない借金
実はこの時、彼女には伝えていない借金は別にもあった。
社会人4,5年目のころから会社の付き合いの飲み会も多くなッてきた。
周りが結婚したりと何かと出費がかさむ時期があった。
それに加えて、年間50万円くらいあったボーナスが年間20万円くらいに減ってしまったのだ。
余裕のある時でも貯金はしていなかったことに今後悔・・・。
急な出費があった時は、仕方なく業者からキャッシング。
最初はキャッシングをすることにはものすごい抵抗があった。
しかし、次の給料の時には返済していた。
そのため、それほど怖さを感じなかった。
奨学金に関しては、普通に生活していれば月2万円のは無理な額ではなかった。
しかし、都内は家賃も高く、会社での付き合いや彼女とのデートなどで外出する機会が増えるとお金は足りない状態だった。
どうにかやりくりできた時期もあった。
一度キャッシングを利用してしまったことで、不足した時にはキャッシングをするようになってしまった。
いつの日か、それが当たり前になっていた。
お金がないと言えず、彼女と旅行出かけたり、会社の同僚との飲み会を断ることはできなかった。
そして、借金して生活費を補う状況になっていった。
こうなると、奨学金の返済が重たくのしかかる。
奨学金の分も他から借り入れしなくてはならない状態なってしまった。
借金は徐々に膨らみ100万円という額になっていた。
こんな時に、彼女に奨学金の話をされたわけで・・・。
借金の事など彼女に当然言えるわけもなかった。
借金だけでもどうにかしたい!彼女にバレずに解決できる方法とは?
彼女とは、その後も奨学金の返済について話をすることになった。
彼女は、結婚したらすぐ家の購入を考えていた。
そのため、奨学金が負担になるのではないか?と心配していることがわかった。
月2万の負担のない返済額だったため、彼女の懸念はどうにかなりそうだった。
しかし、他の借金に関しては到底理解などできるはずもなく、結婚の話が本格的に出るまでにはどうにかしなくちゃいけないと焦るようになったのだ。
100万円という借金をどうするかを必死で考えた。
私の手取り | 24万円 |
---|---|
奨学金 | 2万円 |
家賃 | 10万円 |
携帯代 | 1万円 |
水道光熱費 | 2万円 |
これらは必ずかかるもの。
削れるものとしてはこれまでの食費5万円を2万円にして、彼女との交際費を4万円から3万円に!
そうすると、返済に回せるお金が4万円となり、あとはボーナスが出た時に多めに支払えば、約2年くらいで返済できそうだなと感じた。
彼女は結婚は意識しているものの、「結婚は32歳くらいがいい」と以前から言っていたので、あと3年あるし計画通りに返済できれば問題ないと思えた。
しかし!
彼女が「お互いに家賃がもったいないから同棲したい!」と申し出てきたのだ。
確かに、私も同棲できれば家賃の負担も減って返済に多く回せると思ったので断る理由はなかった。
ただ、返済が遅れているため、債権者から通知が届いたり、電話が来ることがあるのだ。
同棲生活を始めれば、間違いなく借金があることがばれてしまう・・・。
何か良い方法はないかと思いネットで知らべていると、任意整理と言う方法を見つけた!
彼女にばれない方法を模索
弁護士事務所のホームページによると、弁護士に依頼すれば債権者からの通知や連絡が止められるというのだ!
しかも、「同居人に知られることなく解決できる」という、自分にぴったりの条件が揃っていた。
とりあえず、話だけも聞いてみようと思った。
私が見た弁護士事務所では、初回無料の相談をやっていたのでこれを活用しない手はないと思いすぐに行動した。
借金の相談のため、なんかみっともなく嫌な気もしたが相談に行ってみて正解だった。
任意整理という方法について説明をしてくれて、親が奨学金の連帯保証人になっていることからこの方法が良いとされた。
親にも面倒がかかることなく解決できるので納得できた。
それに、弁護士が代理になることで本当に債権者からの通知や電話連絡がストップするということだった。
しかも、任意整理後の返済については高い確率で利息をカットできると説明された。
奨学金についてもこのままの返済でよいかどうかを聞いてみた。
繰り上げや一括弁済は受け入れてくれるけど、返済の免除や中断は認められる可能性がかなり低いので今まで通りの返済でいきましょう!
とのことだった。
また、費用についても1社2万円がかかるけど、利息をカットできる事や債権者からの催促のストレスを考えれば安いもんだと感じた。
2社からの借り入れだったので、4万円と消費税、郵送代等の実費で千円程度で済むとのこと。
その場で委任契約を交わしてきた。
借金苦だった私が月5万円も貯金ができるように!
弁護士によって任意整理が進められると、債権者からの連絡や手紙も来ることがなくなった。
一旦、返済もやめるように言われたため、久しぶりに生活にも余裕ができた!
余裕ができた分は貯金と弁護士費用の支払いにあてた。
弁護士費用も分割で良いと言ってくれ、月1万5000円とかなり低くしてもらえた。
これなら彼女に借金がばれずに済むと思い、同棲することを了承した。
なるべく家賃の負担を減らそうと、都内ではないものの通勤圏内の場所を探すことにした。
1か月後、月8万5000円という良い物件も見つかった!
彼女はキッチリ半額の4万2500円ずつにしようと提案してくれたが、私はそれまでの10万円の負担を考えたら多めにしても問題ないと判断したので、6万円を出すことで彼女に少しだけの見栄を張れた。
弁護士にお願いしてから2か月後、ついに債権者との間で返済計画について和解した旨の連絡が来た。
同時に、100万あった借金は利息制限法という計算でやり直した結果。
95万円に減額できて、その金額で利息なしでの和解ができたと報告があった。
結果的に、月4万円の返済で約2年での完済という内容だった。
弁護士からアドバイスされた通りの返済計画
大きなポイントは2つだった。
①ボーナスは絶対的に支払われるものではないので、任意整理では基本的にボーナス払いは利用しないで返済していく。
②家賃が減ったことで6万円の返済が可能と言うことだったが、それだと急な出費に備えられないので、少し多めに貯金できるようにして月4万円での返済にする。
【私の手取りは24万】
携帯代 | 1万 |
---|---|
家賃負担分 | 6万 |
水道光熱費負担分 | 1万 |
食費負担分 | 3万円 |
奨学金 | 2万円 |
必要最低限のお金を抜いても11万円もの余裕ができたのだ。
しかも、これからは彼女がお弁当を持たせてくれるというから職場での食費がうく!
借金をどうにかしなきゃと感じてからは同僚との飲み会も必要以上にはいかないようにした。
つい最近まである分だけ使っていた私が、任意整理後には月に5万、6万もの貯金ができるようになっていた。
ボーナスも半分は貯金に回し、残ったお金で彼女と温泉旅行に行ったりもできている。
もちろん、借金のことは彼女に内緒のまま疑われることなく返済もできている。
借金さえ整理すれば!と言う方に有効な方法
彼女に借金の事を黙ったまま返済生活を送っていることについては、申し訳ない気持ちもある。
ただ、借金を整理したことで、それまでとは違うお金の価値観を得れたと思っている。
計画性なくあるだけ使い、当たり前のように借金までしていたのに今では貯金もできるようになったのだから。
収入と収支だってきちんと考えられるようにもなったし。
あと半年で借金の返済も終わる。
更に、奨学金の返済は、計画ではまだ8年あるが、3年後には一括返済できそうな目途も立てられた。
これに関しては彼女を安心させられる材料になった。
何にせよ、任意整理によって再スタートできた事は間違いないと思った。
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