十分な収入がない人でも借金は解決できるのか?

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ギャンブル・キャバクラ遊びで多額の借金

ギャンブル・キャバクラ遊びで多額の借金20代 バイト暮らし パチンコ 遊び人 

車のローン、それにパチンコ、キャバクラと自由きままに遊んで暮らしていた20代のころ。

当然だけど、フリーターでの収入では足りず、ちょこちょこと消費者金融から借りていた。

始めは1社、支払いができなくなると別の会社から借りて返済に充てるということをやっていた。

そんなことをしているうちに、2社から3社、4社と借入先は徐々に増えていき、ついには7社から借り入れしている状態にまで・・・。

借金総額は400万円。収入は手取り15万円

あっという間に、借金は膨れ上がっていった。

さすがにここまでくると心底ヤバイと感じるようになった。

債権者からの取り立ての電話も毎日のようにかかってくるという状態だった。

「自分がいけないんだ」ということはよくわかっている。

でも、電話の取り立てはもう勘弁してほしかった。
おかしくなりそうだった!

それでも、「返さなきゃいけない」という気持ちははあったので、債権者にもちゃんと返す旨を伝えていた。

意地でも返済してやると意気込んだものの・・・

とにかく働かなきゃいけないと思い、深夜バイトを入れた。
自炊して節約して、もちろんギャンブルやキャバクラもやめた。

深夜バイトを始めてからは、収入も22万円になった。
そのうちの月15万円くらいを返済に回すことができた。

この生活を3年続ければどうにか返済できると思った。

しかし、そんな計画通りにはいかなかった。

体力的に無理をしていたので風邪をこじらせてしまい、1週間ほど入院することになってしまった・・・。

約半年間、必死になって働いてきたけど無理があったらしい。

入院中にも返済日はいつも通りに訪れた。

携帯の着信を見ると債権者からの着信でいっぱいになっていた。

心を入れ替えて頑張ったものの、体が弱っていたせいか先が見えなくなってしまった。

それに、借金の額が大きい分、利息もバカにならなかった。
その為、借金が思ったより減っていなかったのだ。

終わりが見えず完全に心が折れた・・・。

退院後、すぐにバイトを再開したが、取り立ての電話はひたすら鳴り続けていた。

「返せてたらとっくに返してるわ!」なんて、逆ギレしたこともあった。

けど叫んだからと言って借金は減ることはない。

再度、借り入れをしてしまった。

やはり自分ではどうにもならないと思い、どん底まで落ちた気分になった。

自己破産や任意整理という解決方法がある!

退院して間もない頃、様子のおかしい俺に気づいたバイトの先輩が声をかけてくれた。


IMG_4158「お金に困ってるのか?」

IMG_4161「・・・はい」

IMG_4158「何に使ったんだ?」

IMG_4161「パチンコとキャバクラ、車です」

IMG_4158「いくらあるんだ?」
IMG_4161「350万くらい」

IMG_4158「そんなにか。お前の給料じゃ返せそうにねぇな」
IMG_4161「ですね。」

IMG_4158「俺も貸してあげたいが、お前と稼ぎ変わんないし、生活があるから無理だしな」
IMG_4161「分かってます。自分でどうにかします。大丈夫です」

IMG_4158「どうにかするって、どうにもなんないだろ?」
IMG_4161「そうですよね・・・」

IMG_4158自己破産したら?
IMG_4161「!」

IMG_4158確かギャンブルの借金は無理だったかな・・・
IMG_4161「嫌ですよ!自己破産なんて」

IMG_4158「じゃ、どうすんだよ?」
IMG_4161「分かりません。親にも頼めないし・・・」

IMG_4158知り合いも借金で困っていて、弁護士に相談して債務整理とかいうのをやった。お前も弁護士に相談してみたら?

IMG_4161「いや、俺は大丈夫です!自己破産したくないし」

IMG_4158「とりあえず、このままでいるよりは聞くだけでも聞いてみたら?」


市の法律相談へ

俺はそれからしばらくして市の法律相談に行ってみた。

自分の状況を話して自己破産できるかどうかを聞いた。

しかし、借金した原因が悪かったと気づかされた。

その弁護士いわく、

「借金の理由がギャンブルだと、免責不許可理由になり破産宣告は出ますが免責は許可されない」
と言われた。

免責とか破産宣告とか意味わからないけど、とにかく自己破産できないことは分かった!

それに、「どの弁護士に相談しても同じ」そう言われてかなり凹んだ。


IMG_4161「では、僕はどうしたらいいんですか?」と聞いてみた。

IMG_4160「任意整理だね。それで返していくしかないね・・・」

IMG_4160「弁護士に依頼すれば取り立ては止まるし、返済期間中の利息もカットできると思うから、弁護士に任意整理を依頼するのが一番だと思いますよ」


ここで時間終了となり、帰宅することになった。

色々と悩んだが、言われた通り任意整理というのを弁護士に依頼するしかないと決心していた。

その日の夜、相談にのってくれた先輩から電話があった。

先輩が聞いた内容とはまったく違う?!なぜ?

IMG_4158「弁護士に相談したか?」
IMG_4161「今日行ってきました」

IMG_4158「で?どうだった?」

IMG_4161

「自己破産は無理だと。誰にも聞いても同じらしいです。やっぱギャンブルはダメみたいです」

IMG_4158「・・・。俺が聞いたのと違うな・・・」

IMG_4161「え?なんですか?」

IMG_4158「実は今日さ、俺も弁護士のメール相談とかいうの使って質問してみたんだよ」

IMG_4161「メール相談なんてのもあるんですか?」

IMG_4158

ああ。無料だったから、お前のケースを相談してみたよ。お前ってパチンコとかキャバクラとか浪費が原因で借金したけどさ、半年以上前にはやめて返済してたんだよな?」

IMG_4161「まぁそうですけど」

IMG_4158「メール相談だから詳しく説明できていないけど、自己破産が絶対に無理とは言い切れないって回答がきたよ」

IMG_4161「まじっすか?」

IMG_4158「いやいや、可能性は低いっぽいけどな」

IMG_4161「俺、そこに相談しに行きます。どこですか?」

IMG_4158「○○事務所ってところ。そんな遠くなかったから言ってくれば!」
IMG_4161「ありがとうございます。」

弁護士によって言う事は違う!

市の相談とは違って、事務所に行くのはかなり緊張した。

ただ、相談料は初回が無料だったのでお金のない俺には助かった。

借金に関する書類をすべて持参して、借金の原因やその後の経過を説明した。

加えて、「自己破産はできない、任意整理で解決するしかない」と市の相談でアドバイスを受けたことも伝えた。

すると!


IMG_4223「いや~この収入で350万の借り入れか・・・。任意整理では返すの厳しいよね?」

IMG_4161「はい。でも何年かかってもやるしかないですよね?」

IMG_4223う~ん。確かにね、浪費やギャンブルが原因だと自己破産は厳しいという見方をすると思うよ。でも、君の場合は免責許可の決定を得られるかもしれないな」

IMG_4161「その、免責許可ってなんですか?」

IMG_4223「自己破産を申し立ても裁判所が破産宣告決定というのを出してくれなければ、自己破産することはできません。その後に免責許可決定が出て初めて免除ということになるんです。」

IMG_4161「???よくわからないのですが、とにかく、免責許可決定が認可されればOKということですか?

IMG_4223「弁護士も免責が許可されると確信した案件でなければ引き受けません。」

IMG_4161「そうなんですか。それで俺はどうですかね?」

IMG_4223「必ずしもギャンブルの借金が無理ということではないんで・・・」

IMG_4161「できるんですか?」

IMG_4223「返済期間が半年以上あるし、その間パチンコや浪費はしてなかったんですよね?」

IMG_4161「はい!その間はもう返すので必死でしたんで」

IMG_4223「それならいけると思います。依頼をうけるということでよろしいですか?」

IMG_4161「お願いします!」


関連ページ
自己破産について詳しくはこちら

任意整理について詳しくはこちら

まさかの展開だった。

1回目の弁護士にはあっさりと「無理」と言われていたので、ほとんど諦めていた。

でも今回の弁護士に任せたら、どうにかなるんじゃないかと思えた。

俺にはよくわからなかっけど、浪費やギャンブルで借金しても、全て免責されないとは限らないらしい。

というのも、裁判官が申立者の事情などを考慮して、裁判官の権限でする裁量免責という判断があって、それで免責されるケースはかなりあるとのことだった。

それで、俺の場合にはパチンコやキャバクラが原因で借金していた期間が短いし、最後に借金してから時間もそれなりに経っていて返済もしている期間があるから有利とのこと。

こういった少しでも有利になる事情を陳述書にして提出すれば、可能性はあるというアドバイスを受けたんだよね。

浪費やギャンブルでの借金!破産できないとは限らない

俺が依頼した弁護士は、委任契約をするとその翌日には受任通知というものを債権者に送ってくれた。

すると!

あれほどうるさかった取り立てがピタッと止まった!

これにはビックリした。

精神的にもすごい楽になって、それだけでも弁護士に依頼した意味はあった!と思えた。

その後、弁護士から用意するように言われた資料など集めてから打ち合わせをすることになった。

相談の時に言っていた陳述書を作成した。

お願いしてから約3か月後、破産の申立をしたとの通知があった。

不安はまだ残っていたけど、あとは任せるしかなかったので待つしかなかった。

因みに、お願いした時点で「借金の返済はしなくていい」と指示があったので、借金の返済はなく平穏な生活を送れていた。

なお、弁護士費用として着手金の支払いはあったが、分割にしてもらい月3万円で無理なく支払えた。

むしろ、今までの借金返済額よりもかなり低い金額だったので、以前よりも余裕があった。

破産の申立から約1か月後

破産開始決定と同時廃止決定がおりたと連絡があり、スムーズに手続きが進んでいるということらしい。

この同時廃止決定というのは、破産者に財産がないかどうか調査されるもので、ない場合には問題なく同時廃止の決定がされるとのこと。

それから約2か月後、免責許可決定が出た。

裁判所が全ての借金(債務)について、支払義務を免除するよ!という判断をしたという意味だった。

しかし!

この時点ではまだ安心できなかった。

この決定から2週間以内に「俺が免責されることに不服がある債権者がいれば、裁判所は再審理することになる」からだった。

だから、「免責許可決定がおりても確定するまでの2週間は油断できない」って弁護士にも言われていた。

2週間後、俺の手元には「免責許可確定証明」という書類が弁護士から届いた。

つまり、無事に「免責許可決定が確定した」ということ。

これで、本当に全ての債務の支払義務が無くなった!

全てが解決すると弁護士費用として報酬金と実費分として約12万円の請求がされた。

これもまた月々3万円の支払いにしてくれたので、無理なく支払うことができた。

俺の場合、フリーターという低収入での借金だったし、弁護士費用が負担になるかと思っていたけどそれは思い込みだった。

借金を払わなくてよくなる方法、弁護士費用も無理のない分割での方法でお願いできたことが大きなポイントだったと思う。

そして、諦めずに可能性を示してくれた弁護士に出会えたことで、多額の借金を解決することができたと思った。

関連ページ:借金問題を得意とする弁護士事務所の一覧

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