【オークショントラブルやネットショッピングトラブル】違う商品が届いた!ネットショッピング・オークション対処法 | ウルトラ弁護士ガイド
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ヤフオクやメルカリ、ショッピングサイトでの詐欺被害が後を絶ちません。
特に中国人が相手となる通販では、代金を支払っても商品が届かない、偽物が届く、写真とかけ離れたチープで質の悪い物が送られてくる、という被害が目立っています。
買う側もこういった詐欺まがいのお店に引っかからないよう気をつけていると思います。
このように決済をする前には疑問視したり評判を確認したりしている人も多いでしょう。
しかし、相手の手口もかなり巧妙になってきているため、誰がやっているサイトなのか、品質はどうなのかなどの判断がしづらくなっています。
商品が届かない、偽物や別の商品が送られてきた場合、詐欺かどうかを判断するポイントと、お金を取り戻す方法を紹介します。
詐欺なのかどうか判断できずに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
詐欺かどうかを判断するポイント〜詐欺かどうかを見極める
代金を払ったのに商品が届かない
正規品を購入したのに偽物だった
写真とはかけ離れた粗悪品が送られてきた
このような場合には、詐欺を疑ってください。
また、実際に、どんな場合なら詐欺だと言い切れるか、それぞれのケースで具体的に説明していきます。
詐欺かどうかの判断ポイント①〜商品が届かない場合
- お届けまで1週間程度と記載されていたのに届かない
- 発送の連絡もこない
- 発送されたと連絡があっても商品が届かない
この場合には、まずはお店と運営サイトに連絡してください。
お店へ連絡すれば、何かしらの連絡や対応がされるのが通常です。
無視されてしまうようなら詐欺だと判断できます。
また、運営サイトが代わりに出店者、出店業者に連絡を入れても対応がない場合も詐欺確定です。
仮に返信メールが来たとしても、 まだ安心はできません。
代金が確実に相手の手元に入るまでは、メールで時間かせぎする場合もあるのです。
この手口の場合、判断が難しいと思います。
一つの目安としては、メールの内容です。
これを鵜呑みにしてしまうと、そのうち相手がメールアドレスを変えてしまい、メールも送れなくなってしまいます。
注意が必要です。
詐欺かどうかの判断ポイント②〜購入した商品とは別物が送られてきた場合
①正規品を購入したのに偽物が届いた
②購入金額よりもかなり安い別の品が届いた
③写真とはかけ離れた粗悪な品が届いた
①の場合は完全に詐欺で、ブランド詐欺といいます。
②や③については、まずはメールで連絡し、返金してもらいたい旨を伝えてみてください。
何も返信や対応もなく無視されてしまうようであれば、詐欺で間違いないでしょう。
同時に、以下の項目も確認してみてください。
- サイトに表記されている特定商取引に関する法律の記述があいまい
- ショップにも関わらず振込先が外人や個人名義
- サイト内や届いたメールの日本語がおかしい
- 購入した品が相場より異常に安かった
- カード払いを選択したのに、後から振り込みでの支払いを指定してきた
(電話や住所が書かれていない、住所が東京なのに電話番号が地方になっているなど)
これらの事項に当てはまれば、詐欺ショップとして濃厚だと言えます。
メールが返信されてきても、「他の商品に変える」とか何かしらの理由をつけて返金に応じないようであれば、詐欺だと判断しましょう。
更に確定するためには、ショップ名や振込先口座の名前をインターネットで検索してみてください。
既に他にも騙されている人がいて、注意を呼び掛けている場合もよくあります。
検索してヒットすれば、詐欺業者と判断できますね。
参考ページ :これって詐欺?と思ったら!弁護士の無料相談を使う方法もある
相手からお金を取り戻すことはできるのか〜騙されたお金を回収する方法
お店が対応してくれればいいですが、応じてくれない場合には、ショッピングサイトへ連絡してください。
一般的なショッピングサイトであれば、サイト運営業者から購入したお店に対して、対応するように連絡してもらうことができます。
ただし、それでもお店から無視され続けるとなると、それ以上のやり取りについてまでは運営サイトも面倒はみてくれません。
そこで、それぞれのケースごとにやるべきことを説明します。
オークションでトラブルとなった場合の対処方法
オークションでは独自に補償制度を設けています。
例えば、ヤフオクです。
それぞれ規定があって、審査および条件を満たした場合には補償を受けられることになります。
例えば、詐欺の被害届を出していたり、詐欺罪となっている場合には、規定に基づく補償金が支払われることになっています。
詐欺として被害届を出しておくことが条件になっているなど、一定の条件があるのが通常ですので、利用したオークションサイトの規定を確認してください。
クレジットカード払いをしている場合の対処方法
ショッピングサイトにもよりますが、カード払いを選択している場合には、補償が受けられるケースもあります。
例 楽天ショッピングの場合
商品が届かない、相手とも連絡が取れないケースだと補償が受けられます。
ただし、条件もあります。
楽天ショッピングの場合なら、楽天カードを利用して決済したものに限定されます。
まずは利用したショッピングサイトにこういった補償制度が設けられていないかどうかを確認してみましょう。
また、指定されているクレジットカードを利用していない場合でも、クレジットカードを利用していれば返金の可能性はまだあります。
例 クレジットカードでの決済
原則、お店(相手)側が商品を発送していないにも関わらず決済をしてしまった場合には、利用したクレジットカード会社に異議を申し立てることができるのです。
商品が届かず相手も対応してくれないケースは詐欺の疑いが濃厚ですから、、クレジットカードを利用していれば補償される可能性が高いと思っていいでしょう。
また、クレジットカードは決済されるまでに時間がありますので、一度、クレジットカード会社に相談してみてください。
現金送金や振り込みで代金を支払った場合の対処方法
相手にしてみれば、直接、代金が振り込まれるため、「騙したお金をいち早く手元に得ることができる」のが理由です。
この場合にはスピード勝負になります。
詐欺だと気づいたら、すぐに相手口座を凍結させなくてはいけません。
振込先の金融機関に対して、口座を凍結してもらうためには、正当な理由が必要です。
詐欺にあったことを金融機関が認識すれば足りるのですが、それなりの証拠は必要でしょう。
大事
ブランド詐欺であれば、被害届もすぐに受理されて警察も動きます。
場合によっては警察から金融機関に対して口座凍結の手続きをしてくれます。
ただし、詐欺でもブランド詐欺以外のケースですと、警察の方で動いてくれるかどうかは何ともいえないところ・・・
この場合には、警察が動いてくれるかどうかの期待はせずに、被害届を作成してもらうことだけを考えてください。
被害届を出せたら、振込先の金融機関に対して口座凍結を申請してください。
振込先の金融機関も、被害届が出ているとなれば口座凍結に対応してくれる可能性が高くなります。
諦めるしかない場合もあるの?対処するスピードがカギ
相手に無視されていつまでたっても対応をしてくれない場合、対応が遅くなればなるほどお金を取り戻せる可能性が小さくなります。
オークション・通販トラブルによる被害をみても、相手となっているのは、ほとんどが中国人や韓国人が運営しているショップです。
相手が国外となると、現実的には出来ることが限られてくるというのが現状です。
仮に口座凍結ができても、すでに引きだされた後だったら手遅れです。
クレジットカードを利用している場合でも、クレジットカード会社に「補償ができない」と言われてしまえばそれまでです。
警察も、日本人ならまだしも、国外にいる相手を詐欺罪として追い詰める、なんてことは現実的にはしてくれません。
このような場合には、残念ですが諦めるしかありません。
まとめ〜相手に時間稼ぎをさせず素早く対処する
詐欺だと気づかずに時間が経てば、あっという間に相手に逃げられてしまいます。
仮に気づいたとしても、相手の時間稼ぎにまどわされてしまって、何もできなくなることも良くあることです。
どんな詐欺でも同様ですが、被害を取り戻すために最も重要となるのは、早期判断です。
取り戻せる状況にある人は、迷わずお金を取り戻すための行動をとってください。
参考ページ :詐欺被害のお金を取り戻すにはスピードが一番重要!